プロビジョニング機能を使用する運用環境について説明します。
■ サーバ構成
プロビジョニング機能を使用する場合、Interstage Application Serverを、以下のサーバ構成で配置します。
管理サーバ
Interstage Application Serverの管理サーバを運用します。管理サーバは、Systemwalker Resource Coordinatorのサイト管理サーバと同一サーバに配置します。
管理サーバは、プロビジョニングの制御を行うサーバであり、プロビジョニングの対象とはなりません。
管理サーバの詳細については、“3.1.2.1 管理サーバ”を参照してください。
管理対象サーバ
管理対象サーバは、Interstage Application Server上で業務を運用するサーバです。
プロビジョニング機能によるサーバ追加/削除の対象となります。
Systemwalker Resource Coordinatorで管理する管理対象サーバは、マルチサーバ管理機能のサーバグループに所属する管理対象サーバに該当します。詳細は、“3.1.2.2 管理対象サーバ”の“サーバグループに所属する管理対象サーバ”を参照してください。
管理サーバから管理する管理対象サーバ群を“3.1.1 サイト”と呼びます。
■ ネットワーク構成
プロビジョニング機能を使用する環境では、業務用のLANと管理用のLANを用意します。最大構成では以下のようなネットワーク環境を構築して運用します。
DMZ
イントラネット
運用管理ネットワーク
DMZやイントラネットに業務を運用する管理対象サーバを配置し、運用管理ネットワークに管理サーバを配置します。管理サーバから管理対象サーバの管理を行います。
以下にサイトの環境構築例(モデル図)を示します。
サーバグループを構成するサーバ群は、ブレードサーバのみが対象となります。
プロビジョニング機能では、IPアドレスにIPv6を使用できません。
■ 運用モデル
プロビジョニング機能は、以下のような業務運用モデルで使用できます。
ワークユニット | 配置パターン | ||
---|---|---|---|
階層1 (サーバグループ) | 階層2 (サーバグループ) | 階層3 (サーバグループ) | |
IJServer | Webサーバ | - | - |
Webサーバ | - | - | |
Webサーバ | Servletコンテナ | - | |
Webサーバ | Servletコンテナ | - | |
Webサーバ | EJBコンテナ | - | |
Webサーバ | Servletコンテナ | EJBコンテナ | |
EJBコンテナ | - | - | |
CORBAワークユニット | CORBAアプリケーション | - | - |
IJServerとCORBAワークユニットの混在 | Webサーバ | - | - |
Webサーバ | CORBAアプリケーション | - | |
Webサーバ | Servletコンテナ CORBAアプリケーション | - | |
Webサーバ | Servletコンテナ | CORBAアプリケーション |