プロビジョニング機能とは、業務ニーズに合わせて、新しい業務システムの構築や既存システムの変更を簡易に実現する機能です。業務の変化や変動を想定して、あらかじめ準備した資源を必要に応じて簡易に割り当てることができます。
Interstage Application Serverは、Systemwalker Resource Coordinatorが提供するサーバプロビジョニング機能と連携して、本機能を提供します。
本機能によりSystemwalker Resource Coordinatorのサーバプロビジョニング機能を使用してInterstage Applicaton Serverを運用するサーバの追加が簡易にできます。
また、プロビジョニング機能の一機能であるリパーパシング機能を使用すれば、より高速にサーバの用途替え(サーバグループ間のサーバ移動)が行えます。平日/休日、時間帯などでサーバ用途を切り替えるようなスケジュール管理も行えます。例えば、以下のような運用が行えます。
昼間はInterstageを利用したオンライン業務を運用し、夜間は他の用途に使用しているサーバに用途替えを行う。
多階層システムにおけるWebサーバとアプリケーションサーバ間で負荷バランスに合わせて用途替えを行う。
月次、週次などの負荷が増加するタイミングでの一時的なサーバ増強(他用途のサーバを計画的に用途換え)
このようにサーバの用途替えを行うことで、サーバ資源の利用効率を向上できます。
プロビジョニング機能は、マルチサーバ管理機能が前提となります。マルチサーバ管理機能に関する説明記事を参照してください。
また、Systemwalker Resource Coordinatorのサーバプロビジョニング機能の詳細については、Systemwalker Resource Coordinatorのマニュアルを参照してください。
プロビジョニング機能を使用するには、Systemwalker Resource Coordinatorが必要です。
また、プロビジョニング機能における管理サーバおよび管理対象サーバは、以下のOSで運用できます。
| Windows | Solaris | Linux(※) |
管理サーバ | - | ○ | ○ |
管理対象サーバ | ○ | - | ○ |
○:運用できます
※:RHEL-AS4(IPF)では本機能を使用できません。