ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)

3.5.7 Interstage HTTP Serverの環境構築

  Webサーバの環境構築を行う場合には、以下の操作を行います。

■ Webサーバの環境設定

  Webサーバの環境設定は、以下の手順で実施します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [環境設定]タブ
    で、環境設定を行います。

■ バーチャルホストの新規追加

  サーバグループでバーチャルホストを使用する場合は、図を参考にして、以下の手順で実施します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト] > [新規作成]タブ
    で、[IPアドレス]および[サーバのホスト名]に、サーバグループで使用する共通のバーチャルホストのホスト名を設定し、バーチャルホストを作成します。
    上記の図では、
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループA)] > [バーチャルホスト] > [新規作成]タブ
    で、以下のバーチャルホストをそれぞれ作成しています。

    • [IPアドレス]および[サーバのホスト名]:“xxx.fujitsu.com”、[ポート番号]:“80”

    • [IPアドレス]および[サーバのホスト名]:“yyy.fujitsu.com”、[ポート番号]:“8080”

  3. 各サーバのhostsファイルを編集し、各管理対象サーバで使用する業務LANのIPアドレスに、バーチャルホストとして使用するホスト名を割り当てます。

    サーバA1において、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsに、サーバA1に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。
    例)サーバA1の業務LANのIPアドレスが“192.168.0.1”の場合
      192.168.0.1 xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com
    サーバA2において、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsに、サーバA2に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。
    例)サーバA2の業務LANのIPアドレスが“192.168.0.2”の場合
      192.168.0.2 xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com

    サーバA1において、/etc/hostsファイルに、サーバA1に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。
    例)サーバA1の業務LANのIPアドレスが“192.168.0.1”の場合
      192.168.0.1 xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com
    サーバA2において、/etc/hostsファイルに、サーバA2に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。
    例)サーバA2の業務LANのIPアドレスが“192.168.0.2”の場合
      192.168.0.2 xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com
      また、/etc/nsswitch.confを編集し、サーバのIPアドレス解決時には、/etc/hostsの設定を優先して検索するように設定してください。
      hosts: files dns

■ バーチャルホストの環境設定

  バーチャルホストの環境設定は、以下の手順で実施します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名]
    で、バーチャルホストの環境設定を行います。

  3. 2.において、IPアドレスおよびホスト名を変更した場合は、各管理対象サーバのhostsファイルを編集します。

■ バーチャルホストの削除

  バーチャルホストの削除は、以下の手順で実施します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト]
    で、削除するバーチャルホストを選択し、[削除]ボタンでバーチャルホストを削除します。

  3. 各管理対象サーバのhostsファイルを編集し、バーチャルホストで使用したIPアドレスとホスト名を削除します。


■ 管理対象サーバの環境定義ファイルを直接編集する場合の環境設定

  サイトに参加している管理対象サーバにおいて、環境定義ファイル(httpd.conf)を直接編集する場合は、以下の手順で実施します。

  1. 編集する管理対象サーバで、環境定義ファイル(httpd.conf)を編集します。
    なお、<VirtualHost>ディレクティブ、およびServerNameディレクティブは、変更しないでください。バーチャルホスト名を変更する場合、また、バーチャルホストの新規作成/削除を行う場合は、Interstage管理コンソールの[一括操作]から操作してください。
    ただし、<VirtualHost>ディレクティブのポート番号に“*”を設定している場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)にバーチャルホストの追加/削除/変更を行うことができます。

  2. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  3. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名またはサーバ名)] > [定義の取得]タブ
    で、1.で編集したサーバを選択します。

  4. 環境定義ファイル(httpd.conf)の内容が表示されるので、正しい編集結果が表示されているかを確認し、[適用]ボタンをクリックします。これにより、管理サーバ上の業務構成管理のリポジトリに定義内容が反映され、各管理対象サーバの定義が更新されます。