サーバ切替えの設定で自動リカバリを有効にすると、サーバのハードウェア故障を検出し、かつ検出したサーバ上の物理OSまたはVMホストの停止を確認した場合に、自動的に予備サーバへの切替えが行われます。
サーバのハードウェア故障を検出
ServerView Agentまたはサーバ管理装置から管理サーバに対するSNMPトラップによるハードウェア故障情報の通知、または本製品による定期的な状態監視により異常を検出します。
検出できる主なハードウェア故障
CPU故障
メモリエラー
FAN故障
温度異常
物理OSまたはVMホストの停止を確認
以下の場合に、サーバ上の物理OSまたはVMホストが停止したと判断します。
サーバ管理装置から取得したサーバの状態が故障となっており、かつサーバ上のServerView Agent、または本製品のエージェントとの通信ができない場合
注意
ラックマウント型サーバとタワー型サーバでは、検出できるハードウェア故障が限られるため、自動的に予備サーバに切り替えることができません。手動でサーバ切替えを行ってください。
サーバが保守モードに設定されている場合は、自動リカバリは発生しません。
サーバのハードウェア故障を検出した場合でも、サーバからの応答がある場合は、自動リカバリは発生しません。この状態からサーバを停止または再起動すると、一時的にOSの動作が停止するため、自動リカバリの条件が成立し切替えが発生します。切替えを行いたくない場合は、保守モードに設定してからサーバを停止・再起動してください。