エラーメッセージ
以下のポップアップメッセージが出力されます。
“通信処理に失敗しました.運用管理クライアント,運用管理サーバ,部門管理サーバ上の性能監視サービスが起動されていない可能性があります.” |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L30以降
Solaris版:5.2以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
運用管理サーバに以下のメッセージが出力されていることを確認します。
MpTrfAgt: WARNING: 201: %1との接続が行えませんでした。原因コード=%2 |
%1= 運用管理クライアントのIPアドレス
%2=145 または 10060
運用クライアントがWindows XP以降のOSであり、ファイアウォールが有効になっていることを確認します。
原因
運用管理サーバと運用管理クライアントが通信するために必要なポート2750(TCP/IP)が、ファイアウォールにてフィルタされています。
対処方法
運用管理クライアントのファイアウォールの設定で、2750ポート(TCP/IP)を許可します。
対処2
確認ポイント
運用管理サーバ、部門管理サーバの性能監視サービスが起動していることを確認します。
原因
運用管理サーバ、または部門管理サーバの性能監視サービスMpTrfAgt が起動していません。
対処方法
性能監視のサービスを再起動します。
Solaris版、Linux版の場合
/opt/FJSVspmag/etc/rc/swpmagt stop |
Windows版の場合
net stop MpTrfAgt |
対処3
確認ポイント
業務サーバのSNMPサービスから情報が取得できることを確認します。情報を取得できない場合は、以下の対処方法で対処してください。
原因
以下の原因が考えられます。
指定した業務サーバのSNMPサービスが停止しています。
指定した業務サーバのSNMPサービスに設定したコミュニティ名が誤っています。
指定した業務サーバのSNMPサービスからデバイスの連続稼働時間(sysUpTime)のMIBが取得できません。
対処方法
原因に従い、以下の対処を行います。
指定した業務サーバのSNMPサービスを起動します。
指定した業務サーバのSNMPサービスに設定したコミュニティ名が誤っている場合は、“コミュニティ名を変更したらサーバ性能情報の監視・収集ができない”に従って、コミュニティ名を修正します。
指定した業務サーバのSNMPサービスからMIB-2で定義されているデバイスの連続稼働時間(sysUpTime)のMIBが取得できない原因を取り除きます。
例)Linuxにおいてsnmp.confの設定でsystemグループ(1.3.6.1.2.1.1)が無効になっている。
# view systemview included .1.3.6.1.2.1.1 |
↑コメントになっている。
sysUpTime(1.3.6.1.2.1.1.3.0)を含むMIBの取得を許可します。
view systemview included .1.3.6.1.2.1.1 |
すべて許可する場合は、以下のように設定します。
view all included .1 80 |
対処4
確認ポイント
運用管理サーバ、部門管理サーバまたは運用管理クライアントに以下のメッセージが出力されていることを確認します。
MpTrfMgr: WARNING: 201: %1との接続が行えませんでした。原因コード=%2 |
%1= 運用管理サーバ、部門管理サーバまたは運用管理クライアントのIPアドレス
%2=145 または 10060
運用管理サーバと運用管理クライアント間、または運用管理サーバと部門管理サーバ間の通信経路に設置されている通信機器の設定でファイアウォールが有効になっていることを確認します。
原因
運用管理サーバと運用管理クライアント間、または運用管理サーバと部門管理サーバ間の通信を行う上で必要なポート2750(TCP/IP)が、ファイアウォールにてフィルタされています。
対処方法
通信機器のファイアウォールの設定で、2750ポート(TCP/IP)を許可してください。