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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

19.1 ネットワーク性能情報の監視・収集ができない

対象バージョンレベル

対処1

エラーメッセージ

MpTrfAgt: WARNING: 202: (ノード)に対する情報収集処理がタイムアウトしました。
MpTrfAgt: WARNING: 210: (ノード)に対するMIBオブジェクト獲得に失敗しました。情報収集を停止します。

確認ポイント

以下の原因が考えられます。

原因

「情報収集処理がタイムアウト」メッセージが発生している場合は、ネットワーク性能情報の収集(SNMP MIB-GET)で、監視対象ノードから応答が返ってきません。

「MIBオブジェクト獲得に失敗しました。」メッセージが発生している場合は、ネットワーク性能情報の収集(SNMP MIB-GET)で、監視対象ノードから監視に必要なMIBオブジェクトの獲得に失敗しています。

また、ネットワーク性能監視で監視できるインタフェース数は、1台の運用管理サーバ/部門管理サーバで最大約300(*1)インタフェース(性能情報採取ポーリング間隔が2分の場合)となっています。監視できるインタフェース数を超えた場合は、本現象が発生することがあります。

*1:V5.0L10/V5.0L20/5.0/5.1までは、最大約100インタフェースとなります。

対処方法

上記の確認ポイントに対して、対処してください。なお、再起動中であった場合は、再起動完了後、情報収集が正常に行われていれば問題ありません。

対処2

エラーメッセージ

MpTrfAgt: WARNING: 204: (ノード)にMIBオブジェクトが実装されていません。MIB名=(MIB名)

確認ポイント

実装されていなかったMIBオブジェクトによって対処方法が異なります。

主に以下のMIBオブジェクトで発生します。

原因

「MIBオブジェクトが実装されていません」メッセージが発生している場合は、ネットワーク性能情報の収集(SNMP MIB-GET)で、監視対象ノードから監視に必要なMIBオブジェクトが存在しない旨の応答(noSuchName)が返ってきています。

対処方法

対処3

原因

監視対象ノードのファームアップ等により、監視対象インタフェースの情報が更新された場合、監視が出来なくなる場合があります。

対処方法

ノード検出をし、監視対象ノードのインタフェース情報を最新のものに更新した上で当該ノードに対しポリシーの作成・配付を実施してください。

対処4

エラーメッセージ

MpTrfAgt: WARNING: 201: %1との接続が行えませんでした。 原因コード=%2

%1: 接続できなかったサーバ名

%2: 接続できなかった原因コード

原因

以下のような原因により、サーバとの接続に失敗しました。

対処方法

以下の対処を実施してください。

対処5

エラーメッセージ

MpTrfAgt: エラー: 301: %1の起動に失敗しました。原因コード=%2

原因

%2の理由により、%1の起動に失敗しています。

対処方法

起動に失敗したMpTrfAgtサービスの再起動を実施してください。

MpTrfAgtサービスの[スタートアップの種類]が“無効”の場合は、“自動”に変更し、サービスの再起動を実施してください。