対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1
確認ポイント
メッセージ抑止機能で、表示を抑止していませんか。
原因
メッセージ抑止機能によって、表示を抑止されている場合があります。
対処方法
メッセージの発生間隔を確認し、メッセージ抑止時間をその間隔以下に設定してください。
“メッセージ抑止機能”、“メッセージ抑止時間の設定”等については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。
備考
抑止時間(間隔)は、最後に発生したイベントからカウントします。
例)抑止時間(間隔)が60秒:
59秒間隔で同一メッセージが発生し続けた場合は、最初のメッセージ以外は表示が抑止されます。
対処2
確認ポイント
[通信環境定義]ダイアログボックスの[二次接続要求の間隔]で設定された、接続待ち状態の時間帯ではありませんか。
原因
[通信環境定義]ダイアログボックスの[二次接続要求の間隔]の設定により、接続待ち状態の時間帯であった場合、接続待ち状態が終わるまでメッセージは上位送信されません。
対処方法
[二次接続要求の間隔]の設定を確認し、運用に適した間隔に設定してください。
[二次接続要求の間隔]の設定については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。
対処3
確認ポイント
アクション条件を定義していませんか。
原因
イベント監視の条件定義においてアクション条件に指定した時間帯以外に通知されたイベントについてのアクションは実行されません。
対処方法
イベントが通知される時刻が、イベント監視の条件定義でのアクション条件の指定時間内になるよう、指定時間帯を設定してください。
対処4
確認ポイント
メッセージ抑止機能が無効の状態でも、同一メッセージが抑止されていますか。
“メッセージ抑止機能”については、[通信環境定義]についてのオンラインヘルプを参照してください。
原因
メッセージ通知では、メッセージ送信先システムの定義がループ構成となっていると通知されるメッセージがループしないように、メッセージを破棄する場合があります。下記の条件に一致するメッセージを下位サーバから受信した場合、システム間でループしているメッセージと判断し、受信サーバにて同一メッセージの始めのメッセージだけ監視します。そのため、通常の環境でも条件に一致するメッセージが発生した場合、同一メッセージは破棄されます。
【破棄される条件】
下位サーバから受信したメッセージが
“発生時間が同一”、かつ
“ホスト名が同一”、かつ
“メッセージテキストが同一” の場合
対処方法
対処方法はありません。
対処5
エラーメッセージ
MpAosfB: INFO: 1000: 自動化で管理できるメッセージが最大数(10000)を超えたため、古いメッセージを順に破棄します。 |
確認ポイント
メッセージが多発していませんか。
原因
メッセージが多発したため、イベントの受け渡しの際に保持する最大数を超え古いメッセージを破棄しました。
対処方法
監視する必要のないメッセージについては、下位サーバを含めてイベント監視の条件定義で[上位送信しない]や[ログ格納しない]設定をするなど、定義の見直しをしてください。