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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

8.2.1 意図しないアクションが実行される

アクションを実行する時間帯(アクション条件の時間)を設定しているが、条件の時間帯の範囲外でアクションが実行された。

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

発生したメッセージが、イベント監視の条件定義で、複数の行に一致していないか確認してください。複数の行に一致している場合、最初に一致した定義行よりも下で一致した行において、[アクション定義]画面の該当アクションのタブで、実行方法の指定に“常時実行”と設定されていないか確認してください。

原因

最初に一致した定義行よりも下で一致した行において、[アクション定義]画面の該当アクションのタブで、実行方法の指定に“常時実行”と設定されている場合、“常時実行”と設定されたアクションが実行されます。また、この場合注意が必要なのは、ある定義行でSystemwalkerスクリプトによりメッセージを編集したとしても、他の行では編集前のメッセージと比較されることです。

対処方法

複数の定義行でアクション実行されることのないよう、イベント監視の条件定義を見直してください。

ポイント

対処2

確認ポイント

「ログ格納」を“しない”と定義しているメッセージに対し、アクションを定義していませんか。

原因

「ログ格納」を“しない”と定義している場合、発生したメッセージは、[監視イベント一覧]、および、[メッセージ一覧]の画面に表示されません。そのため、アクションが実行された時に、アクションを実行する契機となったメッセージを、画面で確認することができません。

対処方法

アクションを実行するよう定義した場合は、「ログ格納」を“する”と定義してください。

対処3

確認ポイント

アクション条件の時間帯を設定していますか。

イベント発生元の時刻と、アクションを実行するサーバの時刻が一致していますか。

対処方法

イベント発生元の時刻と、アクションを実行するサーバの時刻を一致させてください。

対処4

確認ポイント

アクションの保存を行っていませんか。

原因

[アクション環境設定]画面-[動作設定]で[サービス再起動時に異常終了状態のアクションを実行する]を選択している場合、自動運用支援サービス(MpAosfB)の起動時に、異常終了していたアクションが再実行されます。

対処方法

[アクション環境設定]画面-[動作設定]で[サービス再起動時に異常終了状態のアクションを実行する]を解除するか、[アクション管理]画面で異常終了したアクションを削除してください。

対処5

確認ポイント

イベント監視の条件定義は反映されていますか。

原因

aoseadef([イベント監視の条件定義]のCSV読み込みコマンド)を-uオプションを指定しないで実行した場合、画面上は新しい定義が表示されますが、処理を行なうプロセス側で定義の反映が行なわれていません。

対処方法

Systemwalkerを再起動してください。または、イベント監視の条件定義を直ちに変更する"-u"オプションを指定して、再度コマンドを実行してください。

コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。