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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

8.1.7 アクションが実行されない(ポップアップメッセージ)

対象バージョンレベル

対処1

確認ポイント

宛先にIPアドレスを指定していませんか。

原因

宛先にIPアドレスを指定することはできません。

対処方法

ユーザ名、コンピュータ名、ドメイン名のどれかを指定してください。

対処2

確認ポイント

コマンドプロンプトより、NET SENDコマンドで、宛先にポップアップメッセージが表示されますか。

原因

ポップアップメッセージの表示には、マイクロソフトのMessengerサービスの機能を使用しています。

対処方法

NET SENDコマンドで通知できないコンピュータに対しては、アクション実行機能のポップアップメッセージも通知されません。

宛先のコンピュータでMessengerサービスが無効または停止している場合は、開始してください。

対処3

確認ポイント

WANで接続された先のコンピュータを宛先に指定していませんか。

原因

WANで接続された先のコンピュータの場合、コンピュータ名検索でタイムアウトが発生し、ポップアップメッセージを表示できない場合があります。

対処方法

WANで接続された先のコンピュータは指定しないでください。

対処4

確認ポイント

アクション実行ホストに、アクションを実行するサービス(Systemwalker MpAosfX)が存在しないホスト(例えば、ポップアップメッセージの宛先)を設定していませんか。

対処方法

アクション実行ホストには、アクションを実行するサービス(Systemwalker MpAosfX MpAosfX)がインストールされているホストを指定してください。

アクション実行サービス(Systemwalker MpAosfX)がインストールされていない場合は、インストールしてください。

補足

ポップアップメッセージの宛先と、アクション実行ホストについて説明します。

それぞれの意味を以下に示します。

ポップアップメッセージの宛先と、アクション実行先ホストの関係は、以下の図のようになり、それぞれの役割を表に示します。

Aサーバ

イベントを監視するホストです。イベント監視の条件定義で、イベント定義やアクション定義を行います。

Bサーバ

アクション実行先ホストです。ポップアップメッセージの宛先(Cサーバ)に対し、ポップアップメッセージを表示するよう依頼するホストです。アクションを実行するサービス(MpAosfX)が起動している必要があります。(OSは、Windowsである必要があります。)

Cサーバ

ポップアップメッセージの宛先です。実際にポップアップメッセージが表示されるホストです。このホストでアクションを実行するサービス(MpAosfX)が起動している必要はありません。

対処5

確認ポイント

通知先のコンピュータが、通信可能な状態であったか確認してください。

未起動コンピュータや登録されていないコンピュータ名を宛先に設定した場合、ポップアップメッセージによる通知は行われませんが、ポップアップメッセージアクションは正常終了します。

また、LANケーブルが接続されていない等の通信異常の場合も同様に、ポップアップメッセージによる通知は行われませんが、アクションは正常終了します。

対処方法

通知先のコンピュータを通信可能な状態にし、ポップアップメッセージアクションを実行するようにしてください。

確認後もポップアップメッセージが通知されない場合は、[アクション環境設定]ダイアログボックス-[アクション実行先]シートの[ポップアップメッセージ実行ホスト名]に指定したホスト上で、Windows(R)の“NET SEND”コマンドを実行し、ポップアップメッセージの通知ができる環境が整っていることを確認してください。

対処6

確認ポイント

アクション実行先ホストにfirewallが設定されていませんか。

原因

以下のポートが、firewallの設定により通信できません。

対処方法

自動運用支援のアクション機能に必要なポート、およびマイクロソフトのMessengerサービス機能に必要なポートが通信可能になるように、firewallを設定してください。