アプリケーション管理資源採取でメモリ情報、CPU情報が採取できないというエラーがシスログに出力されます。
エラーメッセージ
apaagt: ERROR: 1413: アプリケーション管理資源採取(メモリ)はメモリ情報を採取できませんでした。 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0~5.1
原因
メモリ情報、CPU情報を採取するためのsarコマンドが起動できない状況です、または、sarコマンドが異常な結果を返しています。
対処1
確認ポイント
SWAP領域不足の状態になっていませんか。SWAP領域の空き容量をSWAPコマンドで確認してください。
SWAP領域不足の場合は以下のようなOSからの通知メッセージが出力されることがあります。
tmpfs: [ID xxxxxx kern.warning] WARNING: /tmp: File system full, swap space limit exceeded |
原因
メモリ情報、CPU情報を採取するためのsarコマンドが起動できません。
対処方法
SWAP領域の空き容量を確認し、SWAP領域の空き容量が少ない場合はSWAP領域を増加するなどの対処をします。SWAP領域の空き容量が十分にある場合は、一時的にSWAP領域が不足したことが考えられます。
また、SWAP領域不足により、以下のプロセスが停止している可能性がありますので、プロセスの起動を確認してください。
APA_CP
APA_ME
起動していない場合はSystemwalkerアプリケーション管理デーモンを再起動してください。
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh stop …停止
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start …起動
運用管理サーバがクラスタ構成の場合、運用系でアプリケーション管理が動作していれば対処の必要はありません。待機系にてアプリケーション管理の再起動を行なわないようにしてください。
対処2
確認ポイント
FSC-NEWS FNS-11828に記載のOS障害のパッチを適用していますか。
原因
OSの障害(BugID 4472070)に該当します。
対処方法
FNS-11828に記載のOS障害のパッチを適用してください。
また、上記OSの障害により、以下のプロセスが停止している可能性がありますので、プロセスの起動を確認してください。
APA_CP
APA_ME
起動していない場合はSystemwalkerアプリケーション管理デーモンを再起動してください。
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh stop …停止
/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start …起動
運用管理サーバがクラスタ構成の場合、運用系でアプリケーション管理が動作していれば対処の必要はありません。待機系にてアプリケーション管理の再起動を行なわないようにしてください。