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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編

7.31 アプリケーション管理資源採取でメモリ情報、CPU情報が採取できないというエラーが発生する

アプリケーション管理資源採取でメモリ情報、CPU情報が採取できないというエラーがシスログに出力されます。

エラーメッセージ

apaagt: ERROR: 1413: アプリケーション管理資源採取(メモリ)はメモリ情報を採取できませんでした。
apaagt: ERROR: 1213: アプリケーション管理資源採取(CPU)はCPU情報を採取できませんでした。

対象バージョンレベル

原因

メモリ情報、CPU情報を採取するためのsarコマンドが起動できない状況です、または、sarコマンドが異常な結果を返しています。

対処1

確認ポイント

SWAP領域不足の状態になっていませんか。SWAP領域の空き容量をSWAPコマンドで確認してください。

SWAP領域不足の場合は以下のようなOSからの通知メッセージが出力されることがあります。

tmpfs: [ID xxxxxx kern.warning] WARNING: /tmp: File system full, swap space limit exceeded

原因

メモリ情報、CPU情報を採取するためのsarコマンドが起動できません。

対処方法

SWAP領域の空き容量を確認し、SWAP領域の空き容量が少ない場合はSWAP領域を増加するなどの対処をします。SWAP領域の空き容量が十分にある場合は、一時的にSWAP領域が不足したことが考えられます。

また、SWAP領域不足により、以下のプロセスが停止している可能性がありますので、プロセスの起動を確認してください。

起動していない場合はSystemwalkerアプリケーション管理デーモンを再起動してください。

/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh stop …停止

/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start …起動

運用管理サーバがクラスタ構成の場合、運用系でアプリケーション管理が動作していれば対処の必要はありません。待機系にてアプリケーション管理の再起動を行なわないようにしてください。

対処2

確認ポイント

FSC-NEWS FNS-11828に記載のOS障害のパッチを適用していますか。

原因

OSの障害(BugID 4472070)に該当します。

対処方法

FNS-11828に記載のOS障害のパッチを適用してください。

また、上記OSの障害により、以下のプロセスが停止している可能性がありますので、プロセスの起動を確認してください。

起動していない場合はSystemwalkerアプリケーション管理デーモンを再起動してください。

/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh stop …停止

/opt/FJSVsapag/opt/FJSVsapag.sh start …起動

運用管理サーバがクラスタ構成の場合、運用系でアプリケーション管理が動作していれば対処の必要はありません。待機系にてアプリケーション管理の再起動を行なわないようにしてください。