エラーメッセージ
MpFWQS 1025 システムエラーが発生しました。 EXCEPTION : ORG,OMG,CORBA.DATA_CONBERSION |
対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処1(対処1を実施した後、対処2を実施してください)
確認ポイント
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
運用管理サーバにおいて、以下のコマンドを実行し、出力結果をテキストファイルに保存してください。
(保存先のテキストファイルは、後述する対処方法で使用します。)
[Windows版の場合]
opaconstat -o
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -o
コマンドの出力結果において、全角文字を含むホスト名または文字化けしたホスト名が存在しませんか?
運用管理サーバの配下に部門管理サーバが存在する場合、部門管理サーバでも同様の確認を行なってください。
全角文字を含むホスト名または文字化けしたホスト名が存在する場合は、さらに以下の確認を行なってください。
運用管理サーバまたは部門管理サーバの配下の各被監視サーバ(注1)について、イベント監視機能で使用するホスト名(注2)に全角文字を含むホスト名が指定されていないか、確認してください。
注1: “被監視サーバ”とは、[通信環境定義]-[メッセージ送信先システム]に、運用管理サーバまたは部門管理サーバを指定しているサーバを指します。
注2: “イベント監視機能で使用するホスト名”とは、[通信環境定義]-[自ホスト名]に指定されているホスト名を指します。
原因
被監視サーバの[通信環境定義]-[メッセージ送信先システム]で指定された接続方法が“必要時接続”の場合、上位サーバにあたる運用管理サーバおよび部門管理サーバでは、被監視サーバの情報(イベント監視機能で使用するホスト名を含む情報)をファイルで管理しています。
このファイル内に全角文字を含むホスト名が存在する場合、本現象が発生する原因となります。
なお、確認ポイントに示したコマンドの出力結果において、全角文字を含むホスト名は文字化けして表示されることがあります。
対処方法
イベント監視機能で使用するホスト名に全角文字を含むホスト名が指定された被監視サーバが存在する場合は、その被監視サーバにおいて以下の手順を実行してください。
以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -d
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -d
イベント監視機能で使用するホスト名を、[通信環境定義]画面を使用して全角文字を含まないホスト名に変更してください。
「サービスを再起動しますか?」の問い合わせに対しては、「はい」を応答してください。
以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -a
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
該当の被監視サーバが存在しない場合は、上位サーバ側で以下の手順を実行してください。
実行する上位サーバと操作手順は、以下の通りです。
部門管理サーバが存在しない場合
運用管理サーバでのコマンド"opaconstat -o"の実行結果において、文字化けしたホスト名が1個でも存在する場合
下記の<手順1>を実施してください。
運用管理サーバでのコマンド"opaconstat -o"の実行結果において、文字化けしたホスト名は存在せず、全角文字を含むホスト名が存在する場合
下記の<手順2>を実施してください。
部門管理サーバが存在する場合
部門管理サーバでのコマンド"opaconstat -o"の実行結果において、文字化けしたホスト名が1個でも存在する場合
下記の<手順3>を実施してください。
部門管理サーバでのコマンド"opaconstat -o"の実行結果において、文字化けしたホスト名は存在せず、全角文字を含むホスト名が存在する場合
下記の<手順4>を実施してください。
<手順1>
(UNIX版のみ)運用管理サーバで、端末の漢字コードの送受信設定を変えてコマンド"opaconstat -o"を実行した場合に、文字化けしていたホスト名が文字化けせずに全角で表示されるようにならないか、確認してください。
文字化けせずに全角で表示された場合は、<手順2>を実施してください。
確認ポイントにおいて運用管理サーバでコマンドを実行した結果の中にホスト名が出力されている、対象の各被監視サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -D
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D
確認ポイントにおいて運用管理サーバでコマンドを実行した結果の中にホスト名が出力されている、対象の各被監視サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -a
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
<手順2>
運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
・V5.0L20以前の場合 opaconstat -D -n 全角文字を含むホスト名 ・V5.0L30以降の場合 opaconstat -D 全角文字を含むホスト名 |
[UNIX版の場合]
・5.1以前の場合 /opt/systemwalker/bin/opaconstat -D -n 全角文字を含むホスト名 ・5.2以降の場合 /opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 全角文字を含むホスト名 |
<手順3>
(UNIX版のみ)部門管理サーバで、端末の漢字コードの送受信設定を変えてコマンド"opaconstat -o"を実行した場合に、文字化けしていたホスト名が文字化けせずに全角で表示されるようにならないか、確認してください。
文字化けせずに全角で表示された場合は、<手順4>を実施してください。
部門管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -D
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -D
運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -o
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -o
3.の実行結果を確認し、下記のいずれかに該当する場合は、それぞれ記載された手順を実行します。
文字化けしたホスト名が1個でも存在する場合
上記の<手順1>を実施してください。
文字化けしたホスト名は存在せず、全角文字を含むホスト名が存在する場合
上記の<手順2>を実施してください。
確認ポイントにおいて部門管理サーバでコマンドを実行した結果の中にホスト名が出力されている、対象の各被監視サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -a
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
<手順4>
部門管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
・V5.0L20以前の場合 opaconstat -D -n 全角文字を含むホスト名 ・V5.0L30以降の場合 opaconstat -D 全角文字を含むホスト名 |
[UNIX版の場合]
・5.1以前の場合 /opt/systemwalker/bin/opaconstat -D -n 全角文字を含むホスト名 ・5.2以降の場合 /opt/systemwalker/bin/opaconstat -D 全角文字を含むホスト名 |
運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -o
[UNIX版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -o
2.の実行結果を確認し、下記のいずれかに該当する場合は、それぞれ記載された手順を実行します。
文字化けしたホスト名が1個でも存在する場合
上記の<手順1>を実施してください。
文字化けしたホスト名は存在せず、全角文字を含むホスト名が存在する場合
上記の<手順2>を実施してください。
対処2(対処1を実施した後に実施してください)
確認ポイント
Windows版:V5.0L10~V5.0L30
Solaris版:5.0~5.2
保守情報収集ツールで資料を収集し、富士通技術員に調査依頼をしてください。
Windows版:V10.0L10以降
Solaris版:10.0以降
Linux版:V11.0L10以降
運用管理サーバにおいて、以下のコマンドを実行してください。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m OUT -o NODE -f 出力ノード情報ファイル名
[UNIX版の場合]
/opt/MpFwbs/bin/mpcmcsv -m OUT -o NODE -f 出力ノード情報ファイル名
コマンドの出力結果において、全角文字を含むホスト名または文字化けしたホスト名が存在しませんか?
原因
全角文字を含むホスト名が存在する場合、本現象が発生する原因となります。
対処方法
以下の方法で、ホスト名に全角文字を含む該当ノードを削除してください。
以下のコマンドで、ノード情報を取得してください。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m OUT -o NODE -f 出力ファイル名
[UNIX版の場合]
/opt/MpFwbs/bin/mpcmcsv -m OUT -o NODE -f 出力ファイル名
1.で指定した出力ファイルに、ノード情報がCSV形式で出力されています。このファイルを編集してください。
編集作業をやり直す場合に備えて、編集前のファイルのバックアップを採っておいてください。
ファイルをテキストエディタで開き、CSV形式の2カラム目に全角文字のホスト名が現れる行だけを残して、他の行を削除してください。
以下のコマンドで、ノードの削除を実施してください。
2.で編集したファイルを指定することにより、該当ノードを削除します。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m DEL -f 2.で編集したファイル名
[UNIX版の場合]
/opt/MpFwbs/bin/mpcmcsv -m DEL -f 2.で編集したファイル名
念のため、1.に示したコマンドにより再びノード情報を取得して、該当ノードが削除されていることを確認してください。