Interstage Studio ユーザーズガイド
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付録B Tips

B.1 JREのランタイムコアクラスの動作確認

作成するアプリケーションのデバッグを効率よく行うために、JREのランタイムコアクラス(rt.jarに含まれたクラス)の動作を確認することがあります。このような場合は、Sun Microsystems, Inc.が提供しているJDKを利用します。

ワークベンチのデバッグにおいて、JREのランタイムコアクラス(rt.jarに含まれたクラス)では、メソッド内の動作の確認やブレークポイントの設定のみできます。クラス内のフィールドやメソッドのパラメタ、ローカル変数などの値を表示することはできません。
また、本製品に添付したJDK以外のJDKを利用 したときに発生した問題について、当社のサポートを受けることはできませんので、注意してください。

Sun Microsystems, Inc.が提供しているJDKは、Sun Microsystems, Inc.のWebサイトより入手してください。

 Webサイト:http://java.sun.com/

上記のURLはSun Microsystems, Inc.が管理・維持しているWebサイトです。予告なく変更されることがあります。

Sun Microsystems, Inc.が提供するJDKをワークベンチで利用するには、以下の手順で行います。

  1. 環境変数PATH、CLASSPATH、JAVA_HOMEの値を記憶しておきます。
  2. Webサイトより入手した JDK を任意のフォルダにインストールします。
    以下では、J2SDK 1.4.2 を C:\JDK1.4.2 にインストールしたものとして説明します。
  3. 環境変数PATH、CLASSPATH、JAVA_HOMEの値を元の値に戻します。
  4. ワークベンチを起動し、[設定]ダイアログボックスの[Java] > [インストール済みのJRE]を表示し、[追加]をクリックして、インストールしたJDKを定義します。

    例)J2SDK 1.4.2の場合
       JRE名には、「SUN1.4.2」と入力します。
       JREのホームフォルダには、2.のインストール先のフォルダ名「C:\JDK1.4.2」を入力します。

  5. [OK]をクリックし、[JREの追加]ダイアログボックスを閉じます。
  6. [OK]をクリックし、[設定]ダイアログボックスを閉じます。
  7. 動作確認するプロジェクトをパッケージエクスプローラで選択し、コンテキストメニューの[プロパティ]を選択します。プロジェクトのプロパティダイアログボックスが表示されます。
  8. 左のツリーで[Javaのビルドパス]を選択し、右のペインで[ライブラリ]タブを選択します。
  9. 一覧[ビルドパス上のJARおよびクラスフォルダ]で、「JREシステムライブラリ」を選択し、[編集]をクリックします。[ライブラリの編集]ダイアログボックスが表示されます。
  10. ラジオボタン[代替JRE]をクリックし、その右のコンボボックスで、4.で指定したJRE名(「SUN1.4.2」)を選択し、[終了]をクリックします。
  11. [OK]ボタンをクリックし、プロジェクトのプロパティダイアログボックスを閉じます。

Sun Microsystems, Inc.が提供するJDKを上記に従って利用する場合、以下の点に留意してください。


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