Interstage Studio ユーザーズガイド
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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.3 メイクファイル生成 > 10.3.2 メイクファイルの生成条件の変更

10.3.2.5 リンクオプションの変更

リンクオプションは[オプション設定]ダイアログボックスの2つのタブで構成されています。

サーバ側でCOBOLアプリケーションとリンクするライブラリ、オブジェクトファイルを指定することができます。
サーバ側のOSで固有なリンクオプションを指定することができます。

+リンクするライブラリ、オブジェクトファイルの変更

[オプション設定]ダイアログボックスで[リンクオプション1]タブを選択すると、サーバ側でリンクするライブラリ、オブジェクトを変更することができます。

項目

説明

追加

COBOLアプリケーションとリンクするライブラリ/オブジェクトファイルを追加します。
[追加]をクリックすると、[リンクオプションの追加]ダイアログボックスが表示されます。
追加したライブラリ/オブジェクトファイルは[ライブラリ/オブジェクトファイル]に表示されます。
ライブラリ/オブジェクトファイルは複数追加することができます。

変更

[ライブラリ/オブジェクトファイル]で選択されているライブラリ/オブジェクトファイルの指定を変更します。
[変更]をクリックすると、[リンクオプションの変更]ダイアログボックスが表示されます。

削除

[ライブラリ/オブジェクトファイル]で選択されているライブラリ/オブジェクトファイルを削除します。

すべて削除

[ライブラリ/オブジェクトファイル]にあるすべてのライブラリ/オブジェクトファイルを削除します。

Cランタイムライブラリ名

リンク時に結合するCランタイムライブラリのファイル名を指定します。
サーバのOSがWindows(Itanium)の場合に有効になるオプションです。
Cランタイムライブラリ名を省略すると"LIBCMT.lib"が結合されます。

DLLエントリオブジェクト

COBOLで作成されたオブジェクトファイルだけでダイナミックリンクライブラリを作成するか、他言語で作成されたオブジェクトファイルと一緒にダイナミックリンクライブラリを作成するかを指定します。
サーバのOSがWindows(Itanium)の場合に有効になるオプションです。

 

COBOL単体用

COBOLで作成されたオブジェクトファイルだけでダイナミックリンクライブラリを作成します。

他言語間結合用

他言語で作成されたオブジェクトファイルと一緒にダイナミックリンクライブラリを作成します。

初期化

[ライブラリ/オブジェクトファイル]にあるすべてのライブラリ/オブジェクトファイルを削除して、初回のメイクファイル生成時の値にします。

++ライブラリ/オブジェクトファイルの追加・変更

[オプション設定]ダイアログボックスの[リンクオプション1]タブで[追加]、[変更]をクリックすると、[リンクオプションの追加]ダイアログボックスが表示され、ライブラリ/オブジェクトファイルを追加・変更することができます。
[ライブラリ/オブジェクトファイルの選択]に追加・変更するライブラリ・オブジェクトファイル名を指定してください。
ライブラリ名・オブジェクトファイル名は絶対パスまたは相対パスで指定します。ファイル名だけの指定はできません。
[参照]をクリックすると、サーバ側のファイルを参照するダイアログボックスが表示され、ライブラリ・オブジェクトファイルを選択することができます。

+サーバ側のOSで固有なリンクオプションの変更

[オプション設定]ダイアログボックスで[リンクオプション2]タブを選択すると、サーバ側のOSで固有なリンクオプションを変更することができます。
サーバ側のリンクオプションの詳細は、サーバ側の"NetCOBOL 使用手引書"を参照してください。

項目

説明

結合モード

結合モードを指定します。
初期値では[動的結合]が選択されます。
サーバ側のOSがSolarisまたはLinuxの場合に有効となるオプションです。
CORBAサーバプロジェクトの場合、常に[動的結合]となります。

 

動的結合

COBOLアプリケーションを動的結合により作成します。

静的結合

COBOLアプリケーションを静的結合により作成します。

画面帳票定義体を使用するプログラム

画面帳票定義体を使用しているプログラムをリンクする場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のOSがSolarisの場合に有効となるオプションです。
CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

スクリーン操作機能を使用するプログラム

スクリーン操作を使用しているプログラムをリンクする場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のOSがSolarisの場合に有効となるオプションです。
CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

C-ISAMを使用するプログラム

C-ISAM使用しているプログラムをリンクする場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のOSがSolarisの場合に有効となるオプションです。

C言語から呼び出されるプログラム

C言語から呼び出されるプログラムをリンクする場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のOSがSolarisの場合に有効となるオプションです。
CORBAサーバプロジェクトでは無効となります。

Cランタイムライブラリを使用する

ターゲット種別がダイナミックリンクライブラリで、かつ、Cランタイムライブラリを使用している場合に選択します。
デフォルトでは選択されていません。
サーバ側のOSがWindows(Itanium)の場合に有効となるオプションです。

デバッグ情報を出力する。

デバッグ情報を出力する場合に選択します。
デフォルトでは選択されています。
サーバ側のOSがWindows(Itanium)の場合に有効となるオプションです。

リンクオプション[-Wl]の指定

ldコマンドが使用するリンクオプションを指定します。
サーバ側のOSがSolarisまたはLinuxの場合に有効となるオプションです。

マルチスレッドモデルのプログラムをリンクするオプション("-Tm")は、プロジェクトのプロパティの[ビルド]ページの[翻訳オプション]タブで"THREAD(MULTI)"が指定されている場合に自動的に設定されます。

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