Interstage Studio ユーザーズガイド
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第10章 COBOL/CORBAリモート開発機能 > 10.3 メイクファイル生成 > 10.3.2 メイクファイルの生成条件の変更

10.3.2.3 翻訳オプションの変更

[オプション設定]ダイアログボックスで[翻訳オプション]タブを選択すると、翻訳オプションを変更することができます。

項目

説明

翻訳オプション

メイクファイル中でCOBOLソースの翻訳時に使用する翻訳オプションが表示されます。

追加

翻訳オプションを追加します。
[翻訳オプションの追加]ダイアログボックスでは、[翻訳オプション]で追加したいオプションを選択し、[追加]をクリックすることで、翻訳オプションを追加します。

変更

[翻訳オプション]で選択された翻訳オプションを変更します。

削除

[翻訳オプション]で選択された翻訳オプションを削除します。

初期化

プロジェクトのプロパティの[ビルド]ページで指定された値に初期化します。

その他の翻訳オプション

[翻訳オプションの追加]ダイアログボックスで追加できない翻訳オプションを指定します。

+リモート開発で使用できない翻訳オプション

以下の翻訳オプションはローカル開発固有であり、リモート開発では使用することがきません。

以下の翻訳オプションはターゲットOSがSolarisの場合に使用可能であり、他のOSのリモート開発では使用することができません。

+リモート開発固有の翻訳オプション

[オプション設定]ダイアログボックスの[翻訳オプション]タブでは、プロジェクトのプロパティの[ビルド]ページで扱えない、リモート開発固有の翻訳オプションを扱うことができます。

リモート開発固有の翻訳オプションと、それら翻訳オプションのターゲットOSごとの使用の可否を、以下の表に示します。

翻訳オプション

Solaris

Linux

Windows

x86

Itanium

Itanium

CODECHECK

×

KANA

×

LALIGN

×

×

○: 使用可能
×: 使用不可

+リモート開発で指定形式が異なる翻訳オプション

ローカルPCとサーバで翻訳オプションの指定形式が異なる、以下の翻訳オプションがあります。

RCS翻訳オプションの指定形式が異なるのはLinux(Itanium)だけです。SolarisとLinux(x86)ではRCS翻訳オプションは指定できません。

CORBAサーバプロジェクトの場合、ターゲットは動的プログラム構造であってはならないため、DLOAD翻訳オプションは指定しないでください。

+リモート開発固有の翻訳オプションの詳細

リモート開発固有の翻訳オプションの詳細について説明します。

++CODECHK翻訳オプション

実行時に翻訳時の日本語コード系のチェックを行う(CODECHK)か、行わない(NOCODECHK)かを指定します。
日本語のコード系に依存しないアプリケーション(Shift_JIS/EUC/Unicode共通アプリケーション)を作成する場合、NOCODECHKを指定する必要があります。

項目

説明

実行時の日本語コード系チェックの指定

実行時に翻訳時の日本語コード系のチェックを行うか、行わないかを指定します。
初期値では[実行時に翻訳時のコード系とのチェックを行う]が選択されます。

 

実行時に翻訳時のコード系とのチェックを行う

実行時に翻訳時の日本語コード系のチェックを行います。

実行時に翻訳時のコード系とのチェックを行わない

実行時に翻訳時の日本語コード系のチェックを行いません。

++KANA翻訳オプション

文字定数および英字・英数字項目内のカナ文字のコード系を指定します。

項目

説明

文字コードの扱い

文字コードの扱いを指定します。
初期値では[EUC]が選択されます。

 

EUC

カナ文字の文字コードは、2バイトコード(EUC)となります。

JIS8

カナ文字の文字コードは、1バイトコード(JIS)となります。

++LALIGN翻訳オプション

連絡節に宣言されたデータを参照する場合、8バイトの整列境界にあっていることを前提としたオブジェクトを生成する(LALIGN)か、前提としないオブジェクトを生成する(NOLALIGN)かを指定します。
なお、整列境界が8バイト境界にあっていることを前提としたオブジェクトを生成する場合、データの処理速度が向上します。

項目

説明

連絡節のデータ宣言の扱い

連絡節のデータ宣言の扱いを指定します。
初期値では[整列境界が8バイトの整列境界にあっていることを前提としない]が選択されます。

 

整列境界が8バイトの整列境界にあっていることを前提とする

整列境界が8バイトの整列境界にあっていることを前提とします。

整列境界が8バイトの整列境界にあっていることを前提としない

整列境界が8バイトの整列境界にあっていることを前提としません。

++RCS翻訳オプション

RCS翻訳オプションはローカルPCとLinux(Itanium)では指定形式が異なります。ここでの説明はサーバがLinux(Itanium)の場合に表示されるダイアログボックスの説明です。
Unicode環境での日本語項目の表現形式はUCS-2です。このときエンディアンをビッグエンディアンとするか、リトルエンディアンとするかを指定します。

項目

説明

Unicode環境での日本語項目の表現形式

UCS-2のエンディアンを指定します。
初期値では[LE]が選択されます。

 

BE

UCS-2のエンディアンをビッグエンディアンとします。

LE

UCS-2のエンディアンをリトルエンディアンとします。


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