Interstage Studio ユーザーズガイド
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第8章 デバッグ> 8.4 デバッガの機能

8.4.1 ブレークポイント

ブレークポイントは、プログラムの指定された位置でデバッガを停止させるマーカです。プログラム実行中にブレークポイントに行き当たると、デバッガは実行を中断します。対応するスレッドが一時的に中断し、その時点でのスレッドのスタックや変数の内容を参照することができます。
また、ブレークポイントから、ステップオーバやステップインにより、プログラムの実行をステップ単位に確認することができます。

++ブレークポイントの追加と削除

ブレークポイントは、以下の手順で追加します。

  1. エディタ領域で、ブレークポイントを追加するファイルを開きます。
  2. ブレークポイントを追加する行のすぐ左側で、マーカバーのコンテキストメニューから[ブレークポイントの切り替え]または[ブレークポイントの追加]を選択します。
  3. マーカバーにブレークポイントマークが表示されます。また、ブレークポイントビューのリストにブレークポイントが表示されます。

マーカバーをダブルクリックすることでもブレークポイントを設定できます。

ブレークポイントは、エディタ領域のマーカバーを使って削除することもできますが、以下の手順でブレークポイントビューからも削除することができます。

  1. ブレークポイントビューから、削除したいブレークポイントを選択する。
  2. コンテキストメニューから[ブレークポイントの削除]を選択する。

マーカバーとブレークポイントのどちらからでも、ブレークポイントのプロパティによりブレークポイントの有効、無効やヒットカウントの指定を行うことができます。

設定したブレークポイントは、複数のセションを通して保存されます。ファイルを閉じる際にファイル内のブレークポイントはすべて保存されます。そして次回ファイルを開くと、前回設定されたブレークポイントが表示されます。


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