Interstage Studio ユーザーズガイド
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第8章 デバッグ> 8.2 COBOLアプリケーションのデバッグ

8.2.1 ローカルデバッグ

ローカルデバッグでは、デバッグするプログラムとデバッガが同時に実行されます。
ワークベンチでは、COBOLアプリケーション起動構成を使用してローカルデバッグを行います。

+COBOLプログラムをローカルデバッグする

以下にデバッグを開始するまでの手順を示します。

  1. 依存ビューまたは構造ビューからCOBOLプロジェクトを選択します。
  2. メニューバーから[実行] > [構成およびデバッグ]を選択します。またはツールバーでの▼をクリックし[構成およびデバッグ]を選択します。[構成およびデバッグ]ダイアログボックスが表示されます。
  3. 左のペインで[COBOLアプリケーション]を選択し、ダブルクリックします。
  4. 右のペインに起動構成の設定ページが表示されます。
  5. デフォルトで[名前]に起動構成名が表示されます。起動構成名は任意の名前に変更することができます。
  6. [メイン]タブをクリックします。
  7. [プロジェクト名]にCOBOLプロジェクト名を入力します。または[参照]をクリックしてCOBOLプロジェクトを選択します。
  8. 指定したプロジェクトのターゲットがダイナミックリンクライブラリの場合には、[実行ファイル]を指定します。
  9. [作業フォルダ]には、実行時のカレントフォルダを指定します。実行に必要なダイナミックリンクライブラリをそのフォルダに格納しておくことで、実行時にロードすることができます。
  10. [プログラム引数]にコマンドラインで指定する形式でプログラムの引数を入力します。
  11. [デバッグ]をクリックすることでデバッグが開始されます。

依存ビューまたは構造ビューでCOBOLプロジェクトを選択し、メニューバーから[実行] > [デバッグ] > [COBOLアプリケーション]を選択することにより、デフォルトの設定でデバッグを開始することができます。

+COBOLアプリケーション起動構成の設定項目

COBOLアプリケーション起動構成のメインタブ以外の設定項目について説明します。

++[ソース]タブ

ソース検索パスを指定します。[ソース検索パス]に表示されている順にソースファイルを検索します。検索パスには、プロジェクトやフォルダを追加できます。追加された検索パスは[上へ]、[下へ]を使用して、順番を入れ替えることができます。

ソース検索パスに外部フォルダを指定した場合には、外部フォルダのCOBOLソースに対して以下の機能が正しく動作しません。
上記機能を使用する場合、ソース検索パスにはプロジェクトを指定することをお勧めします。なお、外部フォルダのCOBOLソースをデバッグする場合は、ステップイン/ステップオーバなどで、各行をデバッグしてください。

++[環境]タブ

COBOLランタイムが処理の開始前に環境固有情報を得るために使用する情報を設定します。

実行用初期化ファイルと[環境]タブで設定した環境変数が重複した場合は、実行用初期化ファイルで設定した情報が有効となります。
実行環境情報の詳細については"NetCOBOL 使用手引書"を参照してください。

++[共通]タブ

起動構成の情報の保存方法や、実行・デバッグ起動後に開かれるパースペクティブなどを指定します。
詳細は、"COBOLプロジェクトの実行"の共通タブに関する記述を参照してください。


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