JSPファイルは、新規ウィザードから[Web] > [JSP]を選択し、ウィザードで作成します。ウィザードでの設定は、以下を参考にしてください。
親フォルダを入力または選択
JSPファイルを作成するフォルダを選択します。
ファイル名
作成するJSPファイルの名前を指定します。拡張子を省略した場合、拡張子は ".jsp"になります。
JSP テンプレートの使用
テンプレートを使ってJSPファイルを作成する場合にチェックします。新たにテンプレートを追加することもできます。
ポイント
インクルードディレクティブ(<%@ include file="..."%>)などで、他のJSPファイルに取り込まれる目的のファイルで、直接JSPとして呼び出されることの無いファイルは、拡張子をjspにはしません。こういったファイルは拡張子をjspfなどにします。
拡張子を省略したときの拡張子、および、ファイル作成時に埋め込まれるエンコードは、設定ページの[Web] > [JSPファイル]でカスタマイズすることができます。
JSPファイルの編集には、JSPエディタを用います。JSPエディタは以下の特徴を持つテキストエディタです。
構文の強調表示
要素名、属性名、属性値、コメントなどをそれぞれ異なる色で強調します。強調の方法は、設定でカスタマイズすることができます。
問題の指摘
記述したタグ、属性名、属性値などに誤りがある場合には、エラーや警告としてマーカや波線で指摘します。
コンテンツアシスト
カーソルの位置に応じて、選択可能な要素名、属性名、属性値などの候補がコンテンツアシストリストに表示されます。[Ctrl+Space]キーを押してコンテンツアシストリストを表示し、文字を入力することで候補を絞り込みます。
ツールチップ表示
マウスカーソルを要素名や属性名の上に移動し、F2キーを押すと、その要素や属性の説明が表示されます。
ユーザ定義可能なテンプレートとスニペット
コンテンツアシストで利用可能なテンプレートを登録することができます。また、良く利用するコードの断片などをスニペットに登録することで、ドラッグ&ドロップで簡単にコードを挿入することができます。
タグの選択
カーソルの位置に応じて、そのタグが及ぶ範囲をページ左の垂直方向ルーラーにインジケータを表示します。
JSPエディタで編集するときには、以下のビューを適宜利用します。
アウトラインビュー
JSP構文のアウトラインを表示します。要素の追加や属性の追加もこのビューで行うことができます。
プロパティビュー
エディタで選択されている要素の属性を表示します。値を変更することもできます。属性値を一覧から選択することも可能です。
スニペットビュー
良く利用するコードの断片を登録することで、ドラッグ&ドロップでコードを簡単にソースに挿入することができます。
JSPエディタの操作は、HTMLエディタと同様です。"2.3.3.2 HTMLファイルの編集"を参照してください。
Webアプリケーションを運用する際に必要となるJSP拡張タグの設定を行えば、コンテンツアシストリストにJSP拡張タグが表示されます。すなわち、以下の準備を行います。
JSPタグライブラリの場所を指定する
以下のどれかの方法でJSPタグライブラリを指定します。
web.xmlにtaglibタグを記述し、.tldファイルの場所を指定する
/WEB-INF に.tldファイルを置く
.tldファイルが/META-INF に格納されているJARファイルを/WEB-INF/libに置く
JSPファイルにtaglibディレクティブを記述する
JSP拡張タグをコンテンツアシストリストに表示するには、JSPファイルにtaglibディレクティブを記述します。
taglibディレクティブを記述するには、コンテンツアシストでテンプレート「JSP taglib ディレクティブ」を選択します。uri属性の値を入力する際にもコンテンツアシストが利用できます。また、uri属性にtaglibのuriを指定してある場合は、prefix属性の値入力でもコンテンツアシストが利用でき、taglibに指定されているデフォルトのprefixがコンテンツアシストリストに表示されます。
注意
JSPエディタで以下の条件のJSPファイルを開いて、メニューの[ソース] > [フォーマット]を実行した場合、タグ構成が崩れてエラーとなる場合があります。JavaScriptの処理を記述しているJSPファイルで、[フォーマット]を実行する場合は、Webページエディタを利用してください。
タグ内にJavaScriptの動作する属性を記述して、JavaScriptの処理を記述している(例:onclick属性 など)
JSPファイルにJSP2.1で追加された属性(例:trimDirectiveWhitespaces属性 など)を指定した場合、属性が認識されず問題ビューに警告が表示されますが、動作上は問題ありません。
JSPを検証するバリデータとして、JSP構文バリデータとJSP内容バリデータがあります。検証の詳細は、"7.2.5.2 検証"を参照してください。
注意
JSPタグの開始タグと終了タグの対応が取れているかどうかは、バリデータによって検証されません。このため、問題ビューにはエラーや警告は出力されません。しかし、開始タグと終了タグの対応が取れていないことにより、JSPファイルから変換されたJavaコードのコンパイルでエラーが検出されることがあります。