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Interstage Studio Java EEワークベンチユーザーズガイド

2.3.4 JSPファイルを作成する

JSPファイルを作成するには、JSPウィザードでJSPファイルを作成し、ページのレイアウトや動作などをJSPエディタ等のエディタを用いて行います。以下にその方法を説明します。

2.3.4.1 JSPファイルの新規作成

JSPファイルは、新規ウィザードから[Web] > [JSP]を選択し、ウィザードで作成します。ウィザードでの設定は、以下を参考にしてください。

ポイント

  • インクルードディレクティブ(<%@ include file="..."%>)などで、他のJSPファイルに取り込まれる目的のファイルで、直接JSPとして呼び出されることの無いファイルは、拡張子をjspにはしません。こういったファイルは拡張子をjspfなどにします。

  • 拡張子を省略したときの拡張子、および、ファイル作成時に埋め込まれるエンコードは、設定ページの[Web] > [JSPファイル]でカスタマイズすることができます。

2.3.4.2 JSPファイルの編集

JSPファイルの編集には、JSPエディタを用います。JSPエディタは以下の特徴を持つテキストエディタです。

JSPエディタで編集するときには、以下のビューを適宜利用します。

JSPエディタの操作は、HTMLエディタと同様です。"2.3.3.2 HTMLファイルの編集"を参照してください。

JSP拡張タグを使う

Webアプリケーションを運用する際に必要となるJSP拡張タグの設定を行えば、コンテンツアシストリストにJSP拡張タグが表示されます。すなわち、以下の準備を行います。

  1. JSPタグライブラリの場所を指定する
    以下のどれかの方法でJSPタグライブラリを指定します。

    • web.xmlにtaglibタグを記述し、.tldファイルの場所を指定する

    • /WEB-INF に.tldファイルを置く

    • .tldファイルが/META-INF に格納されているJARファイルを/WEB-INF/libに置く

  2. JSPファイルにtaglibディレクティブを記述する
    JSP拡張タグをコンテンツアシストリストに表示するには、JSPファイルにtaglibディレクティブを記述します。
    taglibディレクティブを記述するには、コンテンツアシストでテンプレート「JSP taglib ディレクティブ」を選択します。uri属性の値を入力する際にもコンテンツアシストが利用できます。また、uri属性にtaglibのuriを指定してある場合は、prefix属性の値入力でもコンテンツアシストが利用でき、taglibに指定されているデフォルトのprefixがコンテンツアシストリストに表示されます。

注意

  • JSPエディタで以下の条件のJSPファイルを開いて、メニューの[ソース] > [フォーマット]を実行した場合、タグ構成が崩れてエラーとなる場合があります。JavaScriptの処理を記述しているJSPファイルで、[フォーマット]を実行する場合は、Webページエディタを利用してください。

    • タグ内にJavaScriptの動作する属性を記述して、JavaScriptの処理を記述している(例:onclick属性 など)

  • JSPファイルにJSP2.1で追加された属性(例:trimDirectiveWhitespaces属性 など)を指定した場合、属性が認識されず問題ビューに警告が表示されますが、動作上は問題ありません。

2.3.4.3 JSPの検証

JSPを検証するバリデータとして、JSP構文バリデータとJSP内容バリデータがあります。検証の詳細は、"7.2.5.2 検証"を参照してください。

注意

JSPタグの開始タグと終了タグの対応が取れているかどうかは、バリデータによって検証されません。このため、問題ビューにはエラーや警告は出力されません。しかし、開始タグと終了タグの対応が取れていないことにより、JSPファイルから変換されたJavaコードのコンパイルでエラーが検出されることがあります。