Systemwalker Network Manager運用管理サーバとSystemwalker Centric Manager運用管理サーバの双方で同一ネットワーク機器を監視すると、Systemwalker Centric Managerの監視イベント一覧上にはネットワーク機器から直接通知されたトラップメッセージとSystemwalker Network Manager運用管理サーバからのネットワーク障害メッセージの2種類が出力されることがあります。
Systemwalker Network Managerが通知するトラップOIDを以下に示します。
iso(1).org(3).dod(6).internet(1).private(4).enterprises(1). fujitsu(211).application(4).aplNetwork(1).aplNetFunction(3). aplNetMgr(53)
Systemwalker Network Managerは障害検出時にSystemwalker Centric Managerへ障害を通知しますが、障害復旧時には通知をしないため障害メッセージは自動的にはSystemwalker Centric Managerから消えません。障害を認識または解決したらSystemwalker Centric Managerから手動で障害表示を消して下さい。
Systemwalker Network Managerが通知する障害は、環境設定で設定した障害レベルに対応した障害を通知します。環境設定で重度障害(= major alarm)に設定している場合で軽度障害に分類された障害を通知したい場合は、該当障害を「重度障害」に変更して下さい。
Systemwalker Centric Manager環境再構築時にはObjectDirectorのconfig値が変わってしまうことがあります。環境再構築時の確認方法について説明します。
1. ObjectDirectorのconfig値をメモしておいて下さい。
2. Systemwalker Centric Managerを終了させて下さい。
3. Systemwalker Network Managerを以下の手順で終了させて下さい。
1)“root”ユーザでログインし、以下のコマンドを投入して下さい。
# cd /opt/systemwalkerNM<Return> |
2)“vvsrv”ユーザでログインし、以下のコマンドを投入して下さい。
[Solarisの場合]
# /etc/init.d/vvtrap stop<Return> |
[Linuxの場合]
# /etc/rc.d/init.d/vvtrap stop<Return> |
4. Systemwalker Centric Managerの環境削除/環境作成を行って下さい。
5. ObjectDirectorのconfig値が 「1.」でメモした値と同じか確認して下さい。
6. 値が同じであればそのままで結構です。違っていた場合は、rootユーザでログインしてメモした値に修正し、以下のコマンドでシステムを再起動して下さい。
[Solarisの場合]
# /usr/sbin/shutdown -y -i6 |
[Linuxの場合]
# /sbin/shutdown -r now |