現象
運用管理クライアントまたは storageadm spindle コマンドで、ディスクドライブの停止を指示しても、ディスクドライブが停止しない。
対処
操作でメッセージが出力された場合は、『ETERNUS SF Storage Cruiser メッセージ説明書』の該当メッセージを参照して、対処してください。
storageadm spindle コマンドでの実行時は、コマンドの注意事項も確認してください。参照先は以下です。
Solaris OS 版: 「12.1.1.7 ディスク制御コマンド(storageadm spindle)」の「注意事項」
Linux 版: 「12.2.1.7 ディスク制御コマンド(storageadm spindle)」の「注意事項」
Windows 版: 「12.3.1.8 ディスク制御コマンド(storageadm spindle)」の「注意事項」
停止対象の RAID グループが以下の状態の場合、ディスクドライブは停止しません。RAID グループの状態を確認してください。
ストレージ装置のコントローラーモジュールおよびディスクドライブのアクセス経路に関するモジュールに故障した部品がある
RAID グループを構成するディスクドライブが故障している
アドバンスト・コピーのコピーデータがある
EC, REC セッションがある(コピーデータがない場合を含みます。ただし、EC, REC を Suspend 状態にした場合は、停止します。)
QuickOPC, SnapOPC のセッションがある場合(コピーデータがない場合を含みます。)
停止対象の RAID グループに属しているボリュームが LUN コンカチネーション機能によって異なる RAID グループと連結している場合、ディスクドライブは停止されません。関連するすべての RAID グループのディスクドライブを停止するには、以下のどちらかの操作を実施してください。ただし、関連する RAID グループが「エコモードの操作ができない RAID グループ」のどれかの場合は、ディスク制御はできません。
関連するすべての RAID グループを指定する
-f オプションを指定する(この操作は、storageadm spindle コマンドだけ可能)
停止可能な RAID グループの場合でも、「ディスクドライブの停止」のとおり、ETERNUS ディスクアレイ装置内の制御のため、ディスクドライブの停止には一定時間かかります。しばらく経ってから状態を再確認してください。