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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.0 ユーザーズガイド

12.8.1 運用環境管理のコマンド

運用環境を管理するコマンドについて説明します。


12.8.1.1 エージェント情報変更コマンド(setagtip)

名前

setagtip - エージェント情報の変更


形式

/opt/FJSVssage/bin/setagtip [-i ip-address]

機能説明

エージェントの情報を設定します。コマンドの実行には、OSの管理者(root)権限が必要です。

エージェントの起動IPアドレスを変更したい時、IPアドレスを指定して情報の設定を行います。


オプション

指定なし

現在の設定情報を表示します。

-i ip-address

ip-address に、運用管理サーバから通信できるサーバノードのIPアドレスを指定します。

指定したIPアドレスでエージェントの起動IPアドレスを設定します。


使用例

注意事項

指定したIPアドレスからホスト名を解決できなかった場合は、以下のような結果が出力されます。指定したIPアドレスまたはネットワーク定義(hostsやDNSなど)に誤りがないか確認し、再度コマンドを実行してください。

IP Address = IPアドレス : Host's Name is not found.

12.8.1.2 サーバノードエージェントSNMP Trapテスト(traptest)

名前

traptest - SNMP Trap のテスト


形式

/opt/FJSVssage/bin/traptest [ip-address]

機能説明

サーバノードエージェントから運用管理サーバへ正しくSNMP Trapが送信され、イベント表示、Shell/Bat連携できるかを確認するためのコマンドです。なお、本コマンドではSystemwalker Centric Manager連携は動作しません。

このテスト用のSNMP Trapに対する振る舞いを変更したい場合は、ESCエージェント用のSNMP Trap XML定義ファイル(1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_2.xml)を変更します。テスト用SNMP TrapではSpecific Trap Type番号として1番を利用していますので、SNMP Trap XML定義ファイルに定義されているSpecific Trap Type番号1番の定義を変更することで振る舞いを変更できます。SNMP Trap XML定義ファイルは、「C.6 SNMP Trap XML定義ファイル説明」を参照してください。

ip-address には、サーバノードが複数IPアドレスを保持している環境時だけ、ESCのマネージャが認識しているサーバノードのIPアドレス(エージェント起動IPアドレス)を指定します。


オプション

ありません。


使用例

注意事項

コマンドを入力したサーバノードに対してSNMP Trap送信先アドレスが設定されていない場合は、以下のような結果が出力されます。

Target Host Nothing
SNMPTrap error

コマンドを入力したサーバノードがESCに登録されていない場合は、当該サーバノードを登録後、再度コマンドを実行してください。
コマンドを入力したサーバノードがESCに登録済の場合は、当該サーバノードの削除を実施後、サーバノードがESCに登録されていない場合と同様な対処を実施してください。