ストレージ装置を管理するコマンドについて説明します。
コマンドの種類と操作可能なストレージ装置の対応を、以下に示します。これらのコマンドの実行には、OS の管理者(root)権限が必要です。
コマンド名 | ETERNUS DX60/DX80 ETERNUS2000 | 左記以外 |
---|---|---|
○ | × | |
○ | × | |
○ | × | |
○ | × | |
○ | × |
名前
storageadm disk - ディスクの操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm disk info -ipaddr ipaddr [-csv]
機能説明
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置のディスク情報を表示します。
オペランド
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置の搭載ディスクの詳細情報を表示します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ディスク情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
使用例
ディスク情報を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm disk info -ipaddr 192.168.0.1 <<< Disk Information >>> NUMBER DE SLOT USAGE STATUS RGNO SIZE DISKTYPE MOTOR ------ ---- ---- -------------- --------- ------ ----- -------- --------------- 0 0x00 0 System Disk Available 0x0002 300GB SAS Active 1 0x00 1 System Disk Available 0x0001 300GB SAS Idle 2 0x00 2 System Disk Available 0x0002 300GB SAS In the boot process 3 0x00 3 System Disk Available 0x0003 300GB SAS In the stop process 4 0x00 4 Data Disk Available 0x0003 300GB SAS Active ------------------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ディスク情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm disk info -ipaddr 192.168.0.1 -csv NUMBER,DE,SLOT,USAGE,STATUS,RGNO,SIZE,DISKTYPE,MOTOR 0,0x00,0,System Disk,Available,0x0002,300GB,SAS,Active 1,0x00,1,System Disk,Available,0x0001,300GB,SAS,Idle 2,0x00,2,System Disk,Available,0x0002,300GB,SAS,In the boot process 3,0x00,3,System Disk,Available,0x0003,300GB,SAS,In the stop process 4,0x00,4,Data Disk,Available,0x0003,300GB,SAS,Active
名前
storageadm raid - RAIDグループの操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid add -ipaddr ipaddr -disk DE番号:スロット番号,DE番号:スロット番号[,DE番号:スロット番号,…] -level RAIDレベル [-name エイリアス名] [-cm 担当CM] [-csv] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid delete -ipaddr ipaddr -raidgroup RAIDグループ番号 [-f] [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid info -ipaddr ipaddr [-raidgroup RAIDグループ番号] [-csv]
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid ecomode -ipaddr ipaddr -raidgroup RAIDグループ番号[,RAIDグループ番号, …] -on|-off [-s]
機能説明
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、RAIDグループを作成、削除、表示、およびエコモードのON/OFFを設定します。
オペランド
RAIDグループを作成します。
RAIDグループを削除します。
RAIDグループの情報を表示します。
RAIDグループのエコモードを設定します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ストレージ装置のDE番号とスロット番号を、コロン(":")で区切って10進数または16進数で指定します。DE番号とスロット番号のペアを複数指定する場合は、そのペアをカンマ(",")で区切って指定します。
例えば、2つペアの場合、10進数で指定するには -disk 1:1,1:2 のように記述し、16進数で指定するには -disk 0x1:0x1,0x1:0x2 のように記述します。
DE番号とスロット番号のペアは、必ず 2つ以上指定してください。
RAIDレベルを指定します。RAIDレベルは、以下のように小文字で記述してください。
指定できる文字列 | 作成されるRAIDレベル |
---|---|
raid0 | RAID0 |
raid1 | RAID1 |
raid1+0 | RAID1+0 |
raid5 | RAID5 |
raid5+0 | RAID5+0 |
raid6 | RAID6 |
作成するRAIDグループのエイリアス名を指定します。ETERNUS DX60/80, ETERNUS2000 に指定できます。本オプションを省略した場合は、エイリアス名が設定されません。他のストレージ装置に対して本オプションを指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
RAIDグループの担当CM番号を、以下のように2桁で指定します。本オプションを省略した場合は、自動設定(auto指定)されます。
ストレージ装置 | 担当CM | 指定する文字列 | 備考 |
---|---|---|---|
ETERNUS DX60/DX80 ETERNUS2000 | CM#0 | 00 | 1文字目には、担当CM番号を記述します。 |
CM#1 | 10 | ||
上記以外 | CM#0 CPU#0 | 00 | 1文字目には、担当CM番号を記述します。 |
CM#0 CPU#1 | 01 | ||
CM#1 CPU#0 | 10 | ||
CM#1 CPU#1 | 11 | ||
: | : | ||
CM#7 CPU#0 | 70 | ||
CM#7 CPU#1 | 71 |
作成したRAIDグループ番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
削除するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
RAIDグループ内にボリュームが存在している場合、ボリュームを削除してからRAIDグループを削除します。ただし、RAIDグループの状態が以下のどれかに該当する場合は、ボリュームを削除せず、コマンドがエラー終了します。
RAIDグループ内のボリュームがマッピングされている
OPEN以外のボリュームが存在している
LUNコンカチネーションのボリュームが存在している
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
詳細情報を表示するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。
RAIDグループの情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
詳細情報を表示するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。(複数指定可)
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。
指定したRAIDグループのエコモード設定を ONにします。 -off と -on は、どちらかだけ指定可能です。指定したRAIDグループのどれかでエコモード設定が不可能な場合は、設定できません。
指定したRAIDグループのエコモード設定を OFFにします。 -off と -on は、どちらかだけ指定可能です。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
使用例
RAIDグループを作成し、作成したRAIDグループを表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid add -ipaddr 1.2.3.4 -disk 1:10,1:11,1:12,1:13,1:14,1:15 -level raid5 <<< RAID ADD >>> RGNO ------ 0x0000 ------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
RAIDグループを作成し、作成したRAIDグループをCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid add -ipaddr 1.2.3.4 -disk 1:10,1:11,1:12,1:13,1:14,1:15 -level raid5 -csv RGNO 0x0000
RAIDグループを削除します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid delete -ipaddr 1.2.3.4 -raidgroup 16 Are you sure? [y/n]:y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
RAIDグループの情報を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid info -ipaddr 1.2.3.4 <<< RAID Information >>> RGNO NAME USAGE LEVEL STATUS CM TOTAL_CAPACITY FREE_CAPACITY ------ ---- ----------- ------- --------- -------- -------------- ------------- 0x0000 Open,System RAID5 Available CM0CPU0 407775 0 0x0001 Open,SDV RAID5 Available CM1CPU0 410880 285440 0x0002 Open RAID1 Available CM0CPU1 136960 345367 ------------------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
RAIDグループの情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid info -ipaddr 1.2.3.4 -csv RGNO,NAME,USAGE,LEVEL,STATUS,CM,TOTAL_CAPACITY,FREE_CAPACITY 0x0000,,"Open,System",RAID5,Available,CM0CPU0,407775,0 0x0001,,"Open,SDV",RAID5,Available,CM1CPU0,410880,285440 0x0002,,Open,RAID1,Available,CM0CPU1,136960,345367
RAIDグループの詳細情報を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid info -ipaddr 1.2.3.4 -raidgroup 0x0000 <<< RAID Information >>> RGNO NAME USAGE LEVEL STATUS CM TOTAL_CAPACITY FREE_CAPACITY ------ ---- ----------- ------- --------- -------- -------------- ------------- 0x0000 Open,System RAID5 Available CM0CPU0 407775 0 NO CONCATENATION NAME TOTAL_CAPACITY ALLOCATED STATUS TYPE CAPACITY ------ ------------- ----------- -------------- ------------- --------- ------- 0x0001 1/3 sample 102400 102400 Available Open 0x0001 2/3 sample 1024 1024 Available Open Free - 2048 2048 0x0004 - 1536 1536 Available Open ------------------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
RAIDグループの詳細情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid info -ipaddr 1.2.3.4 -raidgroup 0x0000 -csv RGNO,NAME,USAGE,LEVEL,STATUS,CM,TOTAL_CAPACITY,FREE_CAPACITY,NO,CONCATENATION,NAME,TOTAL_CAPACITY,ALLOCATED_CAPACITY,STATUS,TYPE 0x0000,"Open,System",RAID5,Available,CM0CPU0,407775,0,0x0001,1/3,sample,102400,102400,Available,Open 0x0000,"Open,System",RAID5,Available,CM0CPU0,407775,0,0x0001,2/3,sample,1024,1024,Available,Open 0x0000,"Open,System",RAID5,Available,CM0CPU0,407775,0,Free,-,,2048,2048,, 0x0000,"Open,System",RAID5,Available,CM0CPU0,407775,0,0x0004,-,,1536,1536,Available,Open
RAIDグループのエコモードの設定をONにします。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid ecomode -ipaddr 1.2.3.4 -raidgroup 0x0000 -on Are you sure? [y/n]:y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
RAIDグループのエコモードの設定をOFFにします。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm raid ecomode -ipaddr 1.2.3.4 -raidgroup 0x0000 -off Are you sure? [y/n]:y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
注意事項
delete オペランドまたはecomode オペランド指定時に -s オプションを指定しなかった場合、以下の確認メッセージが出力されます。継続する場合は y を、キャンセルする場合は n を入力してください。
この確認メッセージを抑止するには、-s オプションを指定してください。
Are you sure? [y/n]:
RAIDグループのエコモード設定において、既にエコモードのスケジュールが設定されている状態で実行した場合、下記の動作となります。
RAIDグループのエコモードをONに設定 → RAIDグループのエコモードスケジュールをエコモードONに上書き設定
RAIDグループのエコモードをOFFに設定 → エコモードスケジュールがソフトウェア制御以外の場合はエラー
エコモードの操作ができないRAIDグループが指定された場合、コマンドがエラー終了します。
エコモードの操作ができないRAIDグループの詳細は、「1.3.4 ストレージの省電力運用」の「エコモードの操作ができない RAID グループ」を参照してください。
名前
storageadm volume - ボリュームの操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume add -ipaddr ipaddr -size ボリューム容量 -raidgroup RAIDグループ番号 [-name エイリアス名] [-csv] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume delete -ipaddr ipaddr -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume format -ipaddr ipaddr -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume info -ipaddr ipaddr [-volume ボリューム番号,...] [-csv] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume nomapping -ipaddr ipaddr [-volume ボリューム番号,...] [-csv]
機能説明
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、ボリュームを作成、削除、フォーマット、および表示します。
オペランド
ボリュームを作成します。
ボリュームを削除します。
ボリュームをフォーマットします。
ボリューム情報を表示します。
AffinityGroup にマッピングされていないボリューム情報を表示します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
作成するボリュームの容量を、MB(メガバイト)または GB(ギガバイト)で指定します。1GB は 1024MB とします。
例えば、1024MB の場合、MB 単位で指定するには -size 1024MB と記述し、GB 単位で指定するには -size 1GB と記述します。
ボリュームを作成するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。
作成するボリュームのエイリアス名を指定します。ETERNUS DX60/DX80, ETERNUS2000 に指定できます。本オプションを省略した場合は、エイリアス名が設定されません。他のストレージ装置に対して本オプションを指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
作成したボリューム番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
削除またはフォーマットするボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、10番と16番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 10,16 と記述し、16進数で指定するには -volume 0xa,0x10 のように記述します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
出力するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、10番と16番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 10,16 と記述し、16進数で指定するには -volume 0xa,0x10 のように記述します。
本オプションを省略した場合は、すべての対象ボリュームを表示します。
ボリュームの情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
使用例
ボリュームを作成し、作成したボリューム番号を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume add -ipaddr 1.2.3.4 -size 1024MB -raidgroup 16 <<< Volume ADD >>> NUMBER ------ 0x0001 ------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ボリュームを作成し、作成したボリューム番号をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume add -ipaddr 1.2.3.4 -size 1024MB -raidgroup 16 -csv NUMBER 0x0001
ボリュームを削除します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume delete -ipaddr 1.2.3.4 -volume 16 Are you sure? [y/n]: y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ボリュームをフォーマットします。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume format -ipaddr 1.2.3.4 -volume 16 Are you sure? [y/n]: y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ボリューム情報を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume info -ipaddr 1.2.3.4 <<< Volume Information >>> NUMBER NAME TOTAL_CAPACITY STATUS TYPE CONCATENATION RGNO ENCRYPT ------- -------- -------------- --------- ------ ------------- ------ ------- Unknown 0 Available F6427G - 0x0001 - 0x0001 100 Available SDV - 0x0000 - 0x0002 425 Available Open - 0x0002 - Unknown 1166 Available MVV(G) - 0x0001 - Unknown 2332 Available MVV(G) 2 0x0001 - 0x0005 150 Available Open - 0x0002 - 0x0006 4700 Available Open 3 0x0000,0x0002 - ------------------------------------------------------------------------------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ボリューム情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume info -ipaddr 1.2.3.4 -csv NUMBER,NAME,TOTAL_CAPACITY,STATUS,TYPE,CONCATENATION,RGNO,ENCRYPT Unknown,,0,Available,F6427G,-,0x0001,- 0x0001,,100,Available,SDV,-,0x0000,- 0x0002,,425,Available,Open,-,0x0002,- Unknown,,1166,Available,MVV(G),-,0x0001,- Unknown,,2332,Available,MVV(G),2,0x0001,- 0x0005,,150,Available,Open,-,0x0002,- 0x0006,,4700,Available,Open,3,"0x0000,0x0002",-
未使用ボリューム情報を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume nomapping -ipaddr 1.2.3.4 <<< Volume Information >>> NUMBER NAME TOTAL_CAPACITY STATUS TYPE CONCATENATION RGNO ENCRYPT ------- -------- -------------- --------- ------ ------------- ------ ------- Unknown 0 Available F6427G - 0x0001 - 0x0001 100 Available SDV - 0x0000 - 0x0002 425 Available Open - 0x0002 - Unknown 1166 Available MVV(G) - 0x0001 - Unknown 2332 Available MVV(G) 2 0x0001 - 0x0005 150 Available Open - 0x0002 - 0x0006 4700 Available Open 3 0x0000,0x0002 - ------------------------------------------------------------------------------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
未使用ボリューム情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm volume nomapping -ipaddr 1.2.3.4 -csv NUMBER,NAME,TOTAL_CAPACITY,STATUS,TYPE,CONCATENATION,RGNO,ENCRYPT Unknown,,0,Available,F6427G,-,0x0001,- 0x0001,,100,Available,SDV,-,0x0000,- 0x0002,,425,Available,Open,-,0x0002,- Unknown,,1166,Available,MVV(G),-,0x0001,- Unknown,,2332,Available,MVV(G),2,0x0001,- 0x0005,,150,Available,Open,-,0x0002,- 0x0006,,4700,Available,Open,3,"0x0000,0x0002",-
注意事項
作成できるボリュームは、オープンボリュームだけです。
作成したボリュームは、自動的にフォーマットを実施します。
delete オペランドまたは format オペランド指定時に -s オプションを指定しなかった場合、以下の確認メッセージが出力されます。継続する場合は y を、キャンセルする場合は n を入力してください。
この確認メッセージを抑止するには、-s オプションを指定してください。
Are you sure? [y/n]:
OPEN 以外のボリューム番号を指定して削除することはできません。
LUNコンカチネーションのボリューム番号を指定して削除することはできません。
AffinityGroup にマッピングされているボリュームは、削除できません。
Thin Provisoning Volume の作成をすることはできません。ただし、削除をすることは可能です。
名前
storageadm affinity - アフィニティグループの操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity add -ipaddr ipaddr -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-lun LUN番号] [-affinitygroup アフィニティグループ番号] [-name エイリアス名] [-csv] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity delete -ipaddr ipaddr -affinitygroup アフィニティグループ番号 [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/torageadm affinity update -ipaddr ipaddr -affinitygroup アフィニティグループ番号 {-add -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-lun LUN番号[,LUN番号,…]] | -delete [-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] | -lun LUN番号[,LUN番号,...]]} [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity info -ipaddr ipaddr [-affinitygroup アフィニティグループ番号] [-csv]
機能説明
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、AffinityGroup の作成、削除、構成変更、および表示します。
オペランド
AffnityGroup を作成します。
AffinityGroup を削除します。
AffinityGroup の構成を変更します。
AffinityGroup の一覧情報を表示します
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
AffinityGroup に設定するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、16番と17番と18番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -volume 0x10,0x11,0x12 のように記述します。
ボリュームに割り当てるLUN番号を、10進数または16進数で指定します。-volume オプションで指定した数と同じ個数を、指定した順番に指定する必要があります。LUN番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、LUN番号を16番と17番と18番にする場合、10進数で指定するには -lun 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -lun 0x10,0x11,0x12 のように記述します。
本オプションを省略した場合は、0 から順に割り当てます。
作成する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。
本オプションを省略した場合は、対象ストレージ装置内で作成可能な AffinityGroup 番号を自動的に割り当てます。
作成する AffinityGroup のエイリアス名を指定します。ETERNUS DX60/DX80, ETERNUS2000 の場合は、本オプションの指定が必須です。ETERNUS4000 および ETERNUS8000 の場合は、本オプションを省略できます。本オプションを省略した場合は、エイリアス名が設定されません。
エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
作成した AffinityGroup 番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
削除する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
構成を変更する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。
AffinityGroup にボリュームを追加します。
すでに割当て済みの、ボリューム番号またはLUN番号を指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
AffinityGroup からボリュームを削除します。
マッピングされていない、ボリューム番号またはLUN番号を指定した場合は、コマンドがエラー終了します。指定したマッピングを削除するとマッピングが存在しなくなる場合も、コマンドがエラー終了します。
AffinityGroup に追加、または AffinityGroup から削除するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、16番と17番と18番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -volume 0x10,0x11,0x12 のように記述します。
AffinityGroup から削除する場合は、本オプションと -lun オプションを同時指定できません。本オプションと -lun オプションのどちらかを指定して削除してください。
ボリュームに割り当てる、またはボリュームから解除するLUN番号を、10進数または16進数で指定します。-volume オプションで指定した数と同じ個数を、指定した順番に指定する必要があります。LUN番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、LUN番号が16番と17番と18番の場合、10進数で指定するには -lun 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -lun 0x10,0x11,0x12 のように記述します。
割り当て時の省略は、空いている番号のうち、小さい番号から自動的に割り当てます。
ボリュームからLUN番号を解除する場合は、本オプションと -volume オプションを同時指定できません。本オプションと -volume オプションのどちらかを指定して解除してください。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
詳細情報を表示する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。
本オプションを省略した場合は、AffinityGroup 一覧の情報を表示します。
AffinityGroup 情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。
使用例
AffnityGroup を作成し、作成した AffinityGroup を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity add -ipaddr 1.2.3.4 -volume 16,17,18 -lun 0,1,2 -affinitygroup 16 <<< AffinityGroup ADD >>> NUMBER ------ 0x0010 ------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
AffnityGroup を作成し、作成した AffinityGroup をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity add -ipaddr 1.2.3.4 -volume 16,17,18 -lun 0,1,2 -affinitygroup 16 -csv NUMBER 0x0010
アフィニティグループを削除します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity delete -ipaddr 1.2.3.4 -affinitygroup 16 Are you sure? [y/n]: y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
アフィニティグループに LUN を追加します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity update -ipaddr 1.2.3.4 -affinitygroup 16 -add -volume 19 -lun 3 Are you sure? [y/n]: y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
アフィニティグループから LUN を削除します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity update -ipaddr 1.2.3.4 -affinitygroup 16 -delete -volume 19 Are you sure? [y/n]: y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
アフィニティグループの一覧を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity info -ipaddr 1.2.3.4 <<< AffinityGroup Information >>> NUMBER NAME ------ ------------- 0x0000 AG00 0x0001 AG01 0x0002 AG02 0x0003 AG03 -------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
アフィニティグループの一覧をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity info -ipaddr 1.2.3.4 -csv NUMBER,NAME 0x0000,AG00 0x0001,AG01 0x0002,AG02 0x0003,AG03
アフィニティグループの詳細情報(マッピング)を表形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity info -ipaddr 1.2.3.4 -affinitygroup 16 <<< AffinityGroup Information >>> NUMBER NAME LUN VOLUME VOLUME NAME ------ ------------- ------ ------- ----------------------- 0x0010 abcd 0x0000 0x0001 sample 0x0002 0x0004 ----------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
アフィニティグループの詳細情報(マッピング)をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm affinity info -ipaddr 1.2.3.4 -affinitygroup 16 -csv NUMBER,NAME,LUN,VOLUME,VOLUME NAME 0x0010,abcd,0x0000,0x0001,sample 0x0010,abcd,0x0002,0x0004,
注意事項
delete オペラントまたは update オペランド指定時に -s オプションを指定しなかった場合、以下の確認メッセージが出力されます。継続する場合は y を、キャンセルする場合は n を入力してください。
この確認メッセージを抑止するには、-s オプションを指定してください。
Are you sure? [y/n]:
update オペランドの -delete オプション指定時に AffinityGroup のマッピング情報が 0 個となる指定は、コマンドがエラー終了します。
update オペランド時に AffinityGroup に設定できない以下のボリューム番号を指定した場合は、コマンドがエラー終了します。
ストレージ装置に存在しないボリューム番号
OPEN ボリューム以外のボリューム番号
LUN コンカチネーションボリュームの番号
名前
storageadm ecomode - エコモードの操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode on -ipaddr ipaddr /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode off -ipaddr ipaddr [-s] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode info -ipaddr ipaddr [-csv]
機能説明
本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置のエコモードをON、OFF、および情報表示を行います。
オペランド
ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードを ON にします。
ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードを OFF にします。
ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードの状態を表示します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードの状態を CSV 形式で表示します。
使用例
ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードを ON に設定します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode on -ipaddr 1.2.3.4 INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードを OFF に設定します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode off -ipaddr 1.2.3.4 Are you sure? [y/n]:y INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードの情報を表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode info -ipaddr 1.2.3.4
<<< EcoMode Information>> STATUS ------ ON ------ INFO:swsag0001:Command terminated normally.
ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードの情報をCSV形式で表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm ecomode info -ipaddr 1.2.3.4 -csv STATUS ON
注意事項
off オペランド指定時に -s オプションを指定しなかった場合、以下の確認メッセージが出力されます。継続する場合は y を、キャンセルする場合は n を入力してください。
この確認メッセージを抑止するには、-s オプションを指定してください。
Are you sure? [y/n]:
装置のエコモード設定について以下の場合、コマンドがエラー終了します。
既にエコモード ON の場合に、エコモードを ON にする処理を実行するとエラーになります。
名前
storageadm perfctl - 性能監視の操作
形式
/opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl start -ipaddr ipaddr [-interval time] /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl stop -ipaddr ipaddr /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl status -ipaddr ipaddr
機能説明
NR1000F series についての性能監視の開始、停止、または性能監視状態を表示するコマンドです。
オペランド
性能監視を開始します。
性能監視を停止します。
性能監視状態を表示します。
オプション
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
性能の監視間隔を 10,30,60,300(秒単位)のどれかで指定します。本オプションを省略した場合は、30秒間隔で監視します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
ストレージ装置のIPアドレスを指定します。
使用例
60秒間隔で性能監視を開始します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl start -ipaddr 1.2.3.4 -interval 60
性能監視を停止します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl stop -ipaddr 1.2.3.4
性能監視状態を表示します。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/storageadm perfctl status -ipaddr 1.2.3.4
<<< Performance Monitor Status>> DEVICE_NAME(IP_ADDRESS) STATUS INTERVAL[sec] ------------------------------- -------------------- --------------- NR1000F(1.2.3.4) Monitoring 60 -------------------------------------------------------------------- INFO:swsag0001:Command terminated normally.
性能監視状態の説明
DEVICE_NAME(IP_ADDRESS)の意味は以下の通りです。
装置名とそのIPアドレス
STATUS の種類と意味は以下の通りです。
Monitoring | 正常監視中 |
Stop | 性能監視停止 |
Recovering | 通信不可などのためリトライ中 |
Error | リトライでは解決できないエラーで停止。 次のマニュアルを参照し、問題解決に必要な資料を採取の上、当社技術委員(SE)に連絡してください。 『ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド』 D.1 調査資料の採取方法 |
INTERVAL[sec]の意味は以下の通りです。
性能監視間隔(秒)
注意事項
NR1000F series は、本製品に登録されている必要があります。
NR1000F series の性能を監視する場合は、手動組み込み装置の新規ストレージ作成時に以下の設定および選択してください。
「製品種別」で“NR1000F”を選択
「オプション」の“IPアドレス”を設定
-interval オプションで指定する監視間隔に 10,30,60,300 以外の値を指定した場合、以下の規則で監視間隔を設定します。ただし、負の値および2147483648以上の値を指定した場合は、コマンドがエラーとなります。
-interval timeの値 | 監視間隔 |
time = 0 | 30 秒 |
0 < time ≦ 10 | 10 秒 |
10 < time ≦ 30 | 30秒 |
30 < time ≦ 60 | 60秒 |
60 < time | 300秒 |