ETERNUS ディスクアレイ装置、ファイバチャネルスイッチの共通設定として、性能情報を確保する間隔を入力します。指定できる間隔は、5秒、10秒、30秒、60秒、300秒、または 600秒です。ただし、装置および性能情報を確保する LogicalVolume 数によって、指定できる間隔は異なります。詳細は、以下の表を参照してください。
監視条件 | 指定できる間隔 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
装置機種 | 性能情報を確保する | 5秒 | 10秒 | 30秒 | 60秒 | 300秒 | 600秒 |
ETERNUS DX60/DX80 ETERNUS2000 | 128以下 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
129~2047 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | |
2048以上 | × | × | × | ○ | ○ | × | |
ETERNUS6000 | 64以下 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
65~2047 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | |
2048以上 | × | × | × | ○ | ○ | × | |
ETERNUS4000(M80,M100除く) ETERNUS8000 | 256以下 | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
257~1024 | × | × | × | ○ | ○ | ○ | |
1025~8192 | × | × | × | × | ○ | ○ | |
8193以上 | × | × | × | × | × | ○ | |
ETERNUS SN200 | - | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
ポイント
LAN トラフィックの状況またはサブネット越え(性能監視対象装置と運用管理サーバ間がゲートウェイをまたぐ)などの状況では、設定した監視間隔内で性能情報を取得できない場合があります。性能情報の取得状況に応じて、監視間隔を設定してください。
注意
ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチおよび PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレードの運用において、FC ポートの転送量が 4Gbps を超える場合は、性能監視の監視間隔を 5秒、10秒、30秒のどれかに設定してください。監視間隔が60秒の場合、装置から正しい性能値を取得できない可能性があります。
稼働 Disk 数・消費電力・温度の性能情報は、性能監視間隔設定が60秒未満の場合、性能情報を確保する間隔が60秒となります。
このダイアログで[開始]を実行すると、性能管理部に対して性能情報確保指示が発行され(「図7.1 性能管理の流れ」参照)、性能管理部がLANを経由して装置の性能情報を確保し、性能データとして格納していきます。なお、性能管理部は運用管理サーバのデーモンとして起動されるため、運用管理サーバ起動中は GUI 画面の起動なしに性能情報を確保し続けます。
ETERNUS ディスクアレイ装置に対しては、装置の論理構成を認識し性能情報確保を開始します。よって選択された ETERNUS ディスクアレイ装置に対して初めての性能情報確保開始時は、実際の性能情報確保まで論理構成確保時間(数十秒から数分)が掛かります。
性能監視が始まると、マップ表示上のアイコンの左上に緑色の『P』マークが表示されます。また、性能管理ウィンドウが開かれ、当該ファイバチャネルスイッチ、ETERNUS ディスクアレイ装置がツリー上に表示されている場合、装置名が『P』マークと同色で表示されます。
P マークの色、状態、および対処方法は、以下のとおりです。なお、この色は現状の状態と異なる場合があります。GUI 画面で、[最新の情報に更新]または[F5]を実行して、最新の状態を確認してください。
Pマークの色 | 状態 | 対処 |
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緑 | 性能監視中(正常) | 性能監視中です。 |
黄 | 性能監視リカバリー中 | 運用管理サーバから装置に通信できません。ネットワークや装置の状態を確認してください。 |
赤 | 性能情報ファイル書込み失敗 | ファイルの書込み権、ファイルシステムの容量を確認してください。 |
GR の登録パスワード違い | 装置の登録をやり直し、性能監視を再起動してください。 | |
内部エラー | 当社保守員までご連絡ください。 |