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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.0 ユーザーズガイド

7.2.3 監視間隔設定

ETERNUS ディスクアレイ装置、ファイバチャネルスイッチの共通設定として、性能情報を確保する間隔を入力します。指定できる間隔は、5秒、10秒、30秒、60秒、300秒、または 600秒です。ただし、装置および性能情報を確保する LogicalVolume 数によって、指定できる間隔は異なります。詳細は、以下の表を参照してください。

監視条件

指定できる間隔

装置機種

性能情報を確保する
LogicalVolume数

5秒

10秒

30秒

60秒

300秒

600秒

ETERNUS DX60/DX80

ETERNUS2000
ETERNUS3000
ETERNUS4000(M80,100)
GR740, GR820, GR840
GR720, GR730

128以下

×

129~2047

×

×

×

2048以上

×

×

×

×

ETERNUS6000

64以下

×

×

65~2047

×

×

×

2048以上

×

×

×

×

ETERNUS4000(M80,M100除く)

ETERNUS8000

256以下

×

×

257~1024

×

×

×

1025~8192

×

×

×

×

8193以上

×

×

×

×

×

ETERNUS SN200
ETERNUS SN200 MDS

-

×

×

ポイント

LAN トラフィックの状況またはサブネット越え(性能監視対象装置と運用管理サーバ間がゲートウェイをまたぐ)などの状況では、設定した監視間隔内で性能情報を取得できない場合があります。性能情報の取得状況に応じて、監視間隔を設定してください。

注意

  • ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチおよび PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレードの運用において、FC ポートの転送量が 4Gbps を超える場合は、性能監視の監視間隔を 5秒、10秒、30秒のどれかに設定してください。監視間隔が60秒の場合、装置から正しい性能値を取得できない可能性があります。

  • 稼働 Disk 数・消費電力・温度の性能情報は、性能監視間隔設定が60秒未満の場合、性能情報を確保する間隔が60秒となります。

このダイアログで[開始]を実行すると、性能管理部に対して性能情報確保指示が発行され(「図7.1 性能管理の流れ」参照)、性能管理部がLANを経由して装置の性能情報を確保し、性能データとして格納していきます。なお、性能管理部は運用管理サーバのデーモンとして起動されるため、運用管理サーバ起動中は GUI 画面の起動なしに性能情報を確保し続けます。

ETERNUS ディスクアレイ装置に対しては、装置の論理構成を認識し性能情報確保を開始します。よって選択された ETERNUS ディスクアレイ装置に対して初めての性能情報確保開始時は、実際の性能情報確保まで論理構成確保時間(数十秒から数分)が掛かります。

性能監視が始まると、マップ表示上のアイコンの左上に緑色の『P』マークが表示されます。また、性能管理ウィンドウが開かれ、当該ファイバチャネルスイッチ、ETERNUS ディスクアレイ装置がツリー上に表示されている場合、装置名が『P』マークと同色で表示されます。

P マークの色、状態、および対処方法は、以下のとおりです。なお、この色は現状の状態と異なる場合があります。GUI 画面で、[最新の情報に更新]または[F5]を実行して、最新の状態を確認してください。

Pマークの色

状態

対処

性能監視中(正常)

性能監視中です。

性能監視リカバリー中
(装置タイムアウトなど)

運用管理サーバから装置に通信できません。ネットワークや装置の状態を確認してください。
ETERNUSmgr/GRmgr でログイン状態にある場合は、ログオフしてください。

性能情報ファイル書込み失敗

ファイルの書込み権、ファイルシステムの容量を確認してください。

GR の登録パスワード違い

装置の登録をやり直し、性能監視を再起動してください。

内部エラー

当社保守員までご連絡ください。