本製品は WWPN を基本としたセキュリティを装置に設定しアクセスパスを形成しています。しかし、WWPN はユニークな名前であり、アダプタ(コントローラ)などの故障部品の交換によって変更される場合があります。
アダプタ(コントローラ)などの故障部品の交換によって WWPN が変更される装置
HBAの全種類、ブリッジ LT120, LT130, LT160, LT230 など
アダプタ(コントローラ)などの故障部品の交換によって WWPN が変更されない装置
ETERNUSシリーズ, GRシリーズ, LT270, LT250 など
WWPN が変更されない場合はそのまま運用が可能ですが、交換によって WWPN が変更された場合、アクセスパスを形成している WWPN のセキュリティ機能を新 WWPN に変更する必要があります。この作業を「アクセスパスの継承」と定義し、本製品で管理している WWPN セキュリティ設定を自動再設定する機能を提供しています。
注意
アクセスパス継承を実行した場合、ETERNUS ディスクアレイのホストレスポンスの設定は、デフォルトの設定になります。そのため、ホストレスポンスを設定変更している環境では、アクセスパス継承を実行した後、ETERNUSmgr を使用し、ホストレスポンスを再設定してください。
但し、アクセスパス継承を実行する前に、予め ETERMUmgr を使って、新しいホストバスアダプタを ETERNUS に登録し、ホストレスポンスを設定しいている場合は、そのホストレスポンスが使用されます。
参照
サポート装置部品の交換、および、アクセスパスの継承は、「8.3 サポート装置部品の交換」を参照してください。