まず、装置が SNMP Trap を送信できる環境を作ります。
SNMP Trap 送信アドレスは、本製品で装置を登録する時にサーバノードのエージェントに自動設定されます。ただし、マネージャのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを設定できない場合があります。そのような場合は、SNMP Trap 送信アドレスがサーバノードのエージェントに正しく設定されているかを確認し、修正が必要な場合は直接編集してください。なお、SNMP Trap 送信アドレスは、サーバノードの以下のファイルに記述されます。当ファイルの内容を反映するには、エージェントの再起動が必要です。
サーバノードの OS | ファイル格納場所 |
---|---|
Windows | $TMP_DIR¥Agent¥var¥sanm.ip |
Solaris OS、 | /var/opt/FJSVssage/sanm.ip |
注意
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降および VMware ESXi 3.5 以降の環境では、SNMP Trap 受信による障害監視はサポートしません。
SNMP Trap 送信アドレスは、本製品で装置を登録する時に各管理対象装置に自動設定されます。
ただし、マネージャのネットワークが複数ある場合は、本製品が正しいアドレスを各管理対象装置に設定できない場合があります。このような場合は、管理対象装置に正しく SNMP Trap 送信アドレスが設定されているかを確認してください。
装置に対して SNMP Trap 送信アドレス を手動で運用管理サーバあてに設定します。設定方法は、装置の取扱説明書を参照してください。
装置側で SNMP Trap 機能をサポートしていないため、機構による障害監視はできません。
エージェントなしSolaris OS、Windows サーバノードを含むその他のサーバノードは障害管理をサポートしていません。
注意
マネージャが SNMP Trap を受信できない場合は、以下を確認してください。
Solaris OS 版 マネージャの場合
SNMP Trap 監視デーモンを起動できているか確認してください。起動できていない場合は起動してください。確認方法および起動方法は、「12.1.2.1 SNMP Trap監視デーモン起動と停止」を参照してください。
ESC マネージャと Systemwalker Centric Manager を同じサーバで動作させている場合、Systemwalker Centric Manager の SNMP Trap 監視デーモンを正常に起動できているか確認してください。起動できていない場合は起動してください。確認方法および起動方法は、Systemwalker Centric Manager のマニュアルを参照してください。
ESCマネージャと Systemwalker Centric Manager は同じ SNMP Trap 監視サービスを使用するため、Systemwalker Centric Manager との同居から、Systemwalker Centric Manager をアンインストールすると、SNMP Trap 監視デーモンが停止します。この場合は、Systemwalker Centric Manager のアンインストール後に OS を再起動するか、SNMP Trap 監視デーモンを起動してください。
運用管理サーバのIPアドレスを変更した場合は、「9.1.2.1 運用管理サーバのIPアドレスの変更」の作業を実施してください。
Windows 版マネージャの場合
SNMP Trap 監視サービスを起動できているか確認してください。起動できていない場合は起動してください。確認方法および起動方法は、「12.3.2.2 SNMP Trap監視サービス起動と停止」を参照してください。
ESCマネージャ、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition、および Systemwalker Centric Manager は、同じ SNMP Trap 監視サービスを使用するため、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition または Systemwalker Centric Manager と同居している場合は、ESCマネージャのインストールやアンインストール作業手順について、『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』の「4.3.2 注意事項」に記載されている「Systemwalker Centric Manager、Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition との混在環境における制限事項」を参照してください。
運用管理サーバのIPアドレスを変更した場合は、「9.1.2.1 運用管理サーバのIPアドレスの変更」の作業を実施してください。
Linux 版マネージャの場合
SNMP Trap 監視デーモンを起動できているか確認してください。起動できていない場合は起動してください。確認方法および起動方法は、「12.2.2.1 SNMP Trap監視デーモン起動と停止」を参照してください。
ESC マネージャと Systemwalker Centric Manager を同じサーバで動作させている場合、Systemwalker Centric Manager の SNMP Trap 監視デーモンを起動できているか確認してください。起動できていない場合は起動してください。確認方法および起動方法は、Systemwalker Centric Manager のマニュアルを参照してください。
ESCマネージャと Systemwalker Centric Manager は同じ SNMP Trap 監視サービスを使用するため、Systemwalker Centric Manager との同居から Systemwalker Centric Manager をアンインストールすると、SNMP Trap 監視デーモンが停止します。この場合は、Systemwalker Centric Manager のアンインストール後に OS を再起動するか、SNMP Trap 監視デーモンを起動してください。
運用管理サーバのIPアドレスを変更した場合は、「9.1.2.1 運用管理サーバのIPアドレスの変更」の作業を実施してください。