Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第4部 TRM> 第16章 環境作成> 16.2 環境定義の記述

16.2.2 記述内容の説明

TRM環境定義の記述内容について以下に説明します。
なお、TRM環境定義に指定する各ファイルには存在しないものを指定してください。ただし、ディレクトリについては、既存の(実在する)ものを指定する必要があります。

■MQDConfigurationセクショ

TRM環境の情報を記述します。記述内容を"表: MQDConfigurationセクションの記述内容"に示します。

[表: MQDConfigurationセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

QueueMax

不可

1〜30000の数値で指定します。

作成メッセージキュー数の最大値を指定します。

MessageBufferMaxSize

1〜1024の数値で指定します。
[MB]の単位で指定します。
省略値は80MBです。

一時的にメッセージを格納するバッファの最大長を指定します。
このバッファは、共有メモリ上に獲得され、不足時に指定された値の1/10ずつ、指定された値まで拡張されます。

TROを運用する場合の見積もりについては、"3.3.3 環境定義ファイルの見積り"を参照してください。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"Symfoware/RDB連携編"の"TRM環境の作成"もしくは"Oracle連携編"の"TRM環境の作成"を参照してください。

■Transactionセクショ

トランザクション管理ファイル情報を記述します。記述内容を"表:Transactionセクションの記述内容"に示します。

[表:Transactionセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

Transaction
File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

トランザクション管理ファイルの名前を指定します。

Max_Size

16〜65536の数値で指定します。[KB]の単位で指定します。
省略値は65536[KB]です。

1トランザクションで送受信するメッセージ長の合計の10倍を指定します。その値が65536を超える場合には、65536を指定してください。

TROを運用する場合の見積もりについては、"3.3.3 環境定義ファイルの見積り"を参照してください。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"Symfoware/RDB連携編"の"TRM環境の作成"もしくは"Oracle連携編"の"TRM環境の作成"を参照してください。

■SystemFileセクショ

TRMが使用するシステム制御用ファイルの情報を記述します。記述内容を"表:SystemFileセクションの記述内容"に示します。

[表:SystemFileセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

SystemFile1

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

システム制御用ファイル1の名前を指定します。

SystemFile2

不可

同上

システム制御用ファイル2の名前を指定します。

SystemFile2_Size

不可

80〜2097151の数値で指定します。
[KB]の単位で指定します。

システム制御用ファイル2の容量を指定します。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"Symfoware/RDB連携編"の"TRM環境の作成"もしくは"Oracle連携編"の"TRM環境の作成"を参照してください。

■QueueIndexセクショ

メッセージキュー管理ファイル情報を記述します。記述内容を"表:QueueIndexセクションの記述内容"に示します。

[表:QueueIndexセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

メッセージキュー管理ファイルの名前を指定します。

■DiskQueueセクショ

メッセージキューのメッセージ格納域の情報を記述します。記述内容を"表:DiskQueueセクションの記述内容"に示します。

[表:DiskQueueセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

File

不可

絶対パスで指定します。


通常ファイルを指定します。


NTFS(ローカルディスク)上のファイルを指定します。

メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル)の名前を指定します。

Size

不可

80〜2097151の数値で指定します。[KB]の単位で指定します。

メッセージキューのメッセージ格納域(メッセージ格納ファイル)の容量を指定します。

TROを運用する場合の見積もりについては、"3.3.3 環境定義ファイルの見積り"を参照してください。
TJNLを運用する場合の見積もりについては、"Symfoware/RDB連携編"の"TRM環境の作成"もしくは"Oracle連携編"の"TRM環境の作成"を参照してください。

■WatchQueueUsedセクショ

メッセージ格納域の使用状況の監視を行う場合に記述します。記述内容を"表:WatchQueueUsedセクションの記述内容"に示します。

[表:WatchQueueUsedセクションの記述内容]

キーワード

省略

記述方法

記述内容の説明

DiskQueue

"安全値-警告値"の形式で指定します。安全値は0〜99[%]、警告値は1〜100[%]の範囲で指定します。安全値と警告値は、安全値 < 警告値の関係でなければなりません。

メッセージキューのメッセージ格納域の使用量に対する安全値と警告値を設定します。キーワードを省略した場合、メッセージ格納域の使用状況監視は行われません。


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