Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第2部 TRO> 第4章 環境作成> 4.3 逐次差分反映環境の作成

4.3.5 DBサービス定義の各定義文の対応関係

"2.2.6 データベースの対応関係"で示した、以下の逐次差分反映について、DBサービス定義の各定義文との対応を説明します。

なお、DBサービス定義の詳細については"第8章 DBサービス定義"を参照してください。

■データベースの対応関係が1対1の場合の逐次差分反映

以下の構成について説明します。

◆1格納グループ1データベース構成の場合

抽出側データベースのスキーマ1から抽出した更新差分データを格納側データベースの表aに反映します。"図:逐次差分反映 (1対1)その1"に例を示します。

[図:逐次差分反映 (1対1)その1]

上記の逐次差分反映を行う場合の、各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (1対1)その1"に示します。

[図:定義文の対応関係 (1対1)その1]

上図において、対応関係の説明に直接関係しないパラメタなどについては省略しています。定義文の対応関係を示すその他の図も同様です。

◆1格納グループ2データベース構成の場合

抽出側データベースのスキーマ1から抽出した更新差分データを格納側データベースの表aに反映します。また、抽出側データベースのスキーマ2から抽出した更新差分データを格納側データベースの表bに反映します。"図:逐次差分反映 (1対1)その2"に例を示します。

[図:逐次差分反映 (1対1)その2]

上記の逐次差分反映を行う場合の、各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (1対1)その2"に示します。

[図:定義文の対応関係 (1対1)その2]

■データベースの対応関係が1対nの場合の逐次差分反映

抽出側の1つのデータベース(スキーマ1)から抽出した更新差分データを、格納側のn個のデータベース(表aと表b)に反映します。"図:逐次差分反映 (1対n)"に例を示します。

[図:逐次差分反映 (1対n)]

上記の逐次差分反映を行う場合の各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (1対n)"に示します。

[図:定義文の対応関係 (1対n)]

■データベースの対応関係がn対1の場合の逐次差分反映

抽出側のn個のデータベース(スキーマ1とスキーマ2)から抽出した更新差分データを、格納側の1個のデータベース(表a)に反映します。"図:逐次差分反映 (n対1)"に例を示します。

[図:逐次差分反映 (n対1)]

上記の逐次差分反映を行う場合の各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (n対1)"に示します。

[図:DBサービス定義の対応関係 (n対1)]

■更新差分データの分割反映

更新差分データ内の、更新差分データを分割する情報(分割キー)の有無により、以下の方法があります。

◆更新差分データの分割反映(分割キーあり)

抽出した1件の更新差分データを分割して、格納側データベースの別の行に格納します。更新差分データの分割は、更新差分データ内の情報をキーにして行います。スキーマ1から抽出した更新差分データを2個に分割して表aに格納する例を"図:分割反映(分割キーあり)"に示します。

[図:分割反映(分割キーあり)]

上記の差分反映を行う場合の各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (分割キーあり)"に示します。

[図:定義文の対応関係 (分割キーあり)]

◆更新差分データの分割反映(分割キーなし)

抽出した1件の更新差分データを分割して、格納側データベースの別の行に格納します。更新差分データの分割は、逐次差分反映の編集機能(項目追加)を使用して、キーとなる情報を付加して行います。"図:分割反映(分割キーなし)"に例を示します。

[図:分割反映(分割キーなし)]

上記の差分反映を行う場合の各定義文の対応関係を"図:定義文の対応関係 (分割キーなし)"に示します。

[図:定義文の対応関係 (分割キーなし)]


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