Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第2部 TRO> 第2章 機能> 2.2 逐次差分反映機能> 2.2.6 データベースの対応関係

2.2.6.2 n対1の逐次差分反映

抽出側のn個(最大1024個)のデータベースから抽出した更新差分データを、格納側の1個のデータベースに反映します。

例を"図:データベースの対応関係(n対1)"に示します。
下図では、抽出側データベースの表Aと表Bから抽出した更新差分データを、格納側のデータベース表aに反映します。

[図:データベースの対応関係(n対1)]

なお、逐次差分反映では、抽出側と格納側の列属性が一致している必要があります。

例を"図:データの格納"に示します。
抽出側データベース(表A,表B,表C)の異なる列属性(CHAR,NUMERIC,DECIMAL)のデータ項目を格納側データベース(表a)の列属性(NUMERIC)に反映する場合、表Aのデータ項目(CHAR)と表Cのデータ項目(DECIMAL)の反映は行えません。

[図:データの格納]

■注意事項

同じ主キーが抽出側データベースの複数の表に存在する場合、格納側データベースでは対象の更新差分データが上書きされます。
同じ主キーのデータを同時に更新しないでください。同じ主キーのデータを同時に更新した場合、不整合を検出して、逐次差分反映が終了することがあります。


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