PRIMECLUSTER 活用ガイド <クラスタ構築・運用時の留意点> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第3部 システム構成変更編> 第8章 構成変更時の注意点> 8.2 RMSの設定変更

8.2.1 RMSハートビートの変更方法

RMSは600秒間、ハートビートが行えない場合、ハートビート切れと判断します。システムが高負荷状態でハートビート切れが頻発する環境では、ハートビート時間をチューニングしてください。

ハートビート時間を長くすると、異常検出時間が長くなります。よって、ハートビート時間のチューニングは慎重におこなってください。

ハートビート時間をチューニングする場合、以下の手順で行います。

デフォルト:600秒

設定値:45〜3600秒の範囲で設定してください。

  1. 両ノードのクラスタアプリケーションおよびRMSを停止します。
    # hvshut -a

  2. 両ノードの/usr/opt/reliant/etc/CONFIG.rmsを以下のように変更します。
    hvcm -c config -h 待ち時間(秒)
     例) デフォルトの600秒から800秒に変更する場合
      -h 監視タイムアウト値(最大:3600)
      hvcm -c config -h 800

  3. 両ノードのRMSを起動します。
    # hvcm -a

  4. RMS が2.で指定したとおりのオプションで起動されているかを確認します。
    # hvdisp -h
     hvcm -c config -h 待ち時間(秒)  …… 設定した値となっていることを確認します


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