PRIMECLUSTER 活用ガイド <コマンドリファレンス編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版) |
目次
索引
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本コマンドは、一部の富士通ミドルウェア製品のみ使用可能です。
コマンド |
機能 |
Solaris |
Linux |
備考 |
---|---|---|---|---|
状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを登録する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを削除する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを削除する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを使用するリソースの情報を出力する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを取り出す |
○ |
○ |
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|
状態遷移プロシジャを登録する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースの登録情報を変更する |
○ |
○ |
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状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを登録する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/claddprocrsc -k key -m procname [ -c class ] [ -s nodename ] [ -i ] [ -p priority-level ] [ -t time ] [ -u count ] [ -w ] [ -K timing ] [ -L timing ] [ -S timing ] [ -T timing ] [ -V timing ] [ -W timing ]
本コマンドは、状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースをリソースデーベースに登録します。登録に成功すると、標準出力にリソース ID を出力します。リソースの登録は、状態遷移プロシジャを実行するすべてのノードに対して行ってください。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
-K、-L、-S、-T、-V、-W オプションで、リソースが処理する状態遷移指示を指定します。各オプションの timing には、以下の値の組み合わせを指定します。
値 |
意味 |
---|---|
BEFORE |
システム切替えリソース(業務 LAN、切替えディスクなど)の切替え前 |
AFTER |
システム切替えリソース(業務 LAN、切替えディスクなど)の切替え後 |
COMPLETE |
状態遷移の完了 |
各オプションに状態遷移指示タイミングを複数指定する場合は、状態遷移指示タイミングをカンマで区切る(-K timing1,timing2)か、空白で区切って二重引用符で囲む(-K "timing1 timing2")かのいずれかの方法で指定してください。
-K、-L、-S、-T、-V、-W オプションの指定がない場合は、該当する状態遷移指示で状態遷移プロシジャは起動されません。
状態遷移を速やかに行うために、-K、-L、-S、-T、-V、-W オプションは、状態遷移プロシジャに対応する処理がある場合のみ指定してください。
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを削除する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelproc [ -c class ] procname
本コマンドは、clsetproc(1M) コマンドで登録した状態遷移プロシジャを削除します。本コマンドは、削除する状態遷移プロシジャを登録した各ノードで実行してください。
状態遷移プロシジャファイルを削除する前に、削除する状態遷移プロシジャを使用するリソースを cldelprocrsc(1M) コマンドで削除してください。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを削除する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelprocrsc -n rsc_name [ -c class ] [ -s nodename ]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelprocrsc -r rid
本コマンドは、状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースを削除します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを使用するリソースの情報を出力する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc [ -c class ] [ -s nodename ]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc [ -c class ] all
本コマンドは、all を指定しない場合、状態遷移プロシジャを使用するリソースの情報を標準出力に出力します。
ノード識別名
リソース ID
リソースクラス内の起動優先度
リソース名
状態遷移プロシジャ
リソースの区切りは newline(0x0a)
1 リソース内の各項目の区切りは space(0x20)
all を指定した場合、クラスタシステムに格納されている状態遷移プロシジャを標準出力に出力します。
状態遷移プロシジャ
格納されている状態遷移プロシジャを1行ごとに出力します。
各行の区切りは newline(0x0a)
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを取り出す
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clgetproc [ -c class ] [ -f file ] procname
本コマンドは、登録されている状態遷移プロシジャを取り出します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを登録する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetproc [ -c class ] [ -m procname ] [ -o ] file
本コマンドは、状態遷移プロシジャを登録します。
本コマンドは、状態遷移プロシジャを登録するすべてのノードで実行してください。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
0:正常終了
1:異常終了
状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースの登録情報を変更する
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetprocrsc -n rsc_name [ -c class ] [ -s nodename ] [ -i flg ] [ -m procname ] [ -p priority-level ] [ -t time ] [ -u count ] [ -w flg ] [ -K timing ] [ -L timing ] [ -S timing ] [ -T timing ] [ -V timing ] [ -W timing ]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetprocrsc -r rid [ -i flg ] [ -m procname ] [ -p priority-level ] [ -t time ] [ -u count ] [ -w flg ] [ -K timing ] [ -L timing ] [ -S timing ] [ -T timing ] [ -V timing ] [ -W timing ]
本コマンドは、状態遷移プロシジャを使用するアプリケーションリソースの情報を変更します。
本コマンドは、システム管理者権限で実行してください。
-K、-L、-S、-T、-V、-W オプションで、リソースが処理する状態遷移指示を指定します。各オプションの timing には、以下の値の組合わせを指定します。
値 |
意味 |
---|---|
BEFORE |
システム切替えリソース(業務 LAN、切替えディスクなど)の切替え前 |
AFTER |
システム切替えリソース(業務 LAN、切替えディスクなど)の切替え後 |
COMPLETE |
状態遷移の完了 |
各オプションに状態遷移指示タイミングを複数指定する場合は、状態遷移指示タイミングをカンマで区切る(-K timing1,timing2)か、空白で区切って二重引用符で囲む(-K "timing1 timing2")かのいずれかの方法で指定してください。
timing に NULL を指定すると、各オプションに対する状態遷移指示タイミングの指定が解除されます。
0:正常終了
1:異常終了
本コマンドは保守作業の一貫として当社技術員(SE または CE)によって使用されます。それ以外の用途には使用してはいけません。
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