PRIMECLUSTER 活用ガイド <メッセージ集> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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目次
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4.2 応答(QUESTION)メッセージ
応答を要求するメッセージをメッセージ番号順に説明します。
応答の方法には、以下の 2 通りの方法があります。
- GUI(Cluster Admin) での応答
- コマンドプロンプトから clreply コマンドでの応答
1421 The userApplication " userApplication " did not start automatically because not all of the nodes where it can run are online. Do you want to force the userApplication online on the SysNode " SysNode "? Message No.:number
Do you want to do something? (no/yes) Warning:Forcing a userApplication online ignores potential error conditions. Used improperly, it can result in data corruption. You should not use it unless you are certain that the userApplication is not running anywhere in the cluster.
クラスタアプリケーション "userApplication" は、クラスタアプリケーションを構成する
すべての SysNode が所定時間内に起動しなかったため、自動起動しませんでした。
クラスタアプリケーションを SysNode " SysNode " で強制起動しますか ? (no/yes) メッセージ番号: number
警告:クラスタアプリケーションの強制起動は安全性チェックが無効になります。
使い方を誤ると、データが破損したり整合性が失われる場合があります。
強制起動するクラスタアプリケーションが、クラスタ内でオンラインでないことを確認した上で実行してください。
[内容]
クラスタアプリケーションを構成するすべての SysNode が所定時間内に起動しなかったため、クラスタアプリケーションが自動起動しなかったことを示しています。クラスタアプリケーションを強制起動するかどうかを問い合わせています。
SysNode は、yes を選択すればクラスタアプリケーションが Online になる SysNode を示します。
number はメッセージ番号を示します。

コンソールおよび /var/adm/messages (Solaris), /var/log/messages (Linux) に本メッセージが出力された場合、2 行目以降のメッセージの先頭に、メッセージ本文とは無関係の "月 日 時 ノード名" が出力されることがあります。もし出力された場合は、先頭の "月 日 時 ノード名" を無視してください。
[対処]
- yes を選択した場合
yes を選択すると、オペレータ介入機能が hvswitch コマンドを実行してクラスタアプリケーションを Online にします。Cluster Admin でクラスタアプリケーションが Online 状態になっているかどうかを確認してください。または、hvdisp コマンドを実行して、クラスタアプリケーションが Online 状態になっているかどうかを確認してください。
hvswitch コマンドと hvdisp コマンドの詳細については、"PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>" を参照してください。
- no を選択した場合
no を選択すると、クラスタアプリケーションの状態を変更する RMS コマンドが実行されません。
userApplication はどのノードでも Online になっていないクラスタアプリケーションを示します。
1422 On the SysNode " SysNode ", the userApplication " userApplication " is in the Faulted state due to a fault in the resource " resource ". Do you want to clear fault? Message No.:number
Do you want to do something? (yes/no)
SysNode "SysNode" のクラスタアプリケーション "userApplication" はリソース "resource" が故障したため Faulted 状態です。
Faulted 状態をクリアしますか。(yes/no) メッセージ番号: number
[内容]
リソースが故障したため Faulted 状態になったクラスタアプリケーションの Faulted 状態をクリアするかどうかを問い合わせています。
SysNode は障害が発生した SysNode の名前を示します。userApplication は障害が発生したクラスタアプリケーションの名前を示します。resource はクラスタアプリケーションの障害の原因となったリソースの名前を示します。number はメッセージ番号を示します。
[対処]
故障が回復している場合は、yes を選択してください。
故障が回復していない場合は、no を選択して故障原因を取り除いてから hvutil コマンドで Faulted 状態をクリアしてください。
- yes を選択した場合
yes を選択すると、オペレータ介入機能が hvutil コマンドにクリアオプションを指定して実行し、クラスタアプリケーションを Offline にします。Cluster Admin でクラスタアプリケーションが Offline 状態になっているかどうかを確認してください。または、hvdisp コマンドを使用して、クラスタアプリケーションが Offline になったかどうかを確認してください。
- no を選択した場合
no を選択すると、オペレータ介入機能はクラスタアプリケーションを Offline にする RMS コマンドを実行しません。
1423 On the SysNode " SysNode ", the userApplication " userApplication " has the faulted resource " resource ". The userApplication " userApplication " did not start automatically because not all of the nodes where it can run are online. Do you want to force the userApplication online on the SysNode " SysNode "?
Message No.:number
Do you want to do something? (no/yes) Warning:Forcing a userApplication online ignores potential error conditions. Used improperly, it can result in data corruption. You should not use it unless you are certain that the userApplication is not running anywhere in the cluster.
SysNode " SysNode " のクラスタアプリケーション "userApplication" は、
リソース "resource" が故障しています。クラスタアプリケーション "userApplication" は、
すべての SysNode が所定時間内に起動しなかったため、自動起動しませんでした。
クラスタアプリケーションを SysNode "SysNode" で強制起動しますか? (no/yes)
メッセージ番号: number
警告:クラスタアプリケーションの強制起動は安全性チェックが無効になります。
使い方を誤ると、データが破損したり整合性が失われる場合があります。
強制起動するクラスタアプリケーションが、クラスタ内でオンラインでないことを確認した上で実行してください。
[内容]
クラスタアプリケーションのリソース が故障しており、すべての SysNode が所定時間内に起動しなかったため、クラスタアプリケーションが自動起動しなかったことを示しています。
クラスタアプリケーションを強制起動するかどうかを問い合わせています。
SysNode は障害が発生した SysNode の名前を示します。userApplication は障害が発生したクラスタアプリケーションの名前を示します。resource はクラスタアプリケーションの障害の原因となったリソースの名前を示します。number はメッセージ番号を示します。

コンソールおよび /var/adm/messages (Solaris), /var/log/messages (Linux) に本メッセージが出力された場合、2 行目以降のメッセージの先頭に、メッセージ本文とは無関係の "月 日 時 ノード名" が出力されることがあります。もし出力された場合は、先頭の "月 日 時 ノード名" を読み飛ばしてください。
[対処]
故障が回復している場合は、yes を選択してください。
故障が回復していない場合は、no を選択して故障原因を取り除いてから hvutil コマンドで Faulted 状態をクリアして、hvswitch -f コマンドで起動させてクラスタアプリケーションを Online にしてください。
- yes を選択した場合
yes を選択すると、オペレータ介入機能が hvswitch コマンドを実行してクラスタアプリケーションを Online にします。Cluster Admin でクラスタアプリケーションが Online 状態になっているかどうかを確認してください。または、hvdisp コマンドを使用して、クラスタアプリケーションが Online になったかどうかを確認してください。
- no を選択した場合
no を選択すると、オペレータ介入機能はクラスタアプリケーションを Online にする RMS コマンドを実行しません。
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