PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
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第2部 トラブル情報の採取> 第9章 RMS に関するトラブル情報収集

9.8 システムログ

ここでは、システムログについて説明します。

RMS の BM(ベースモニタ) はメッセージを switchlog ファイルに書込み、同じメッセージをシステムログにも書込みます。デフォルトでは、すべての RMS メッセージは switchlog ファイルとシステムログの両方に書込まれます。

環境変数 HV_SYSLOG_USE を変更することにより、メッセージをシステムログに表示するか表示しないかを選択できます。メッセージがシステムログに書込まれないようにするには、hvenv.local ファイルで、HV_SYSLOG_USE=0 と設定します。変更を有効にするには、RMS を停止して再起動する必要があります。

デフォルトでは HV_SYSLOG_USE = 1 に設定されています。この設定は、システムログと

switchlog に、RMS の ERROR メッセージ、FATAL ERROR メッセージ、WARNING メッセージ、

および NOTICE メッセージをすべて送信します。

Log3 RMS メッセージの場合、コンポーネント番号は 1080023 です。

hvlogcontrol

hvlogcontrol は、ログファイルが大きくなりすぎるのを防止するユーティリティです。hvlogcontrol で制限するログファイルの量は、以下のいずれかの環境変数で設定できます。

● HV_LOG_ACTION

● HV_LOG_ACTION_THRESHOLD

● HV_LOG_WARN_THRESHOLD

● HV_SYSLOG_USE

hvlogcontrol は crontab ファイルから自動的に呼び出されるようになっているため、マニュアルには記載されていません。


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