PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 トラブル情報の採取> 第9章 RMS に関するトラブル情報収集

9.1 概要

RMS に関するトラブルシューティングの概要を説明します。

Cluster Admin による調査

RMS に関するトラブルは、まず、Cluster Admin に表示される内容により検出することができます。

RMS のトラブルに関する情報は、Cluster Admin の以下のいずれかの画面で確認できます。

クラスタテーブルにはトラブルの要約を示す情報が入っています。よって、エラーを解決するには、まずクラスタテーブルの内容を調査します。

次に、詳細な情報を、RMS ツリーまたはグラフを参照することで調査します。

各種ログファイルの調査

RMS に関するログファイルには、以下の種類があります。

これらのログは、Cluster Admin のログビューア機能または、vi などのエディタを使用して調査します。

ログビューアでは、以下の要素によるログの検索を行えます。

これらの検索機能を組み合わせて使用することにより、緊急性や状態をもとにエラーを検索できます。

定期的にログビューアを使用し、重要度レベルに基づいてログファイルを調べることを推奨します。これにより、重大な問題が発生するのを回避できます。問題の原因を診断できない場合は、クラスタ内の複数のノードからログビューアを調べてください。

エラーの解決手順

以下の手順に従ってエラーを解決します。

  1. Cluster Admin GUI を使用して GUI 上のメッセージや状態を確認する
  2. 必要な場合は、ログファイルを表示する
  3. ログレベルを変更して詳細情報を取得する
  4. GUI でエラーを解決できない場合は、コマンドラインインタフェースを使用する

    (標準の UNIX コマンドを使用する)

  5. 問題が続く場合は、RMS 以外の問題かどうかを確認し、適切なマニュアルを参照する
  6. オペレーティングシステム、ハードウェア、ネットワークエラーのようなシステム関連の問題を調査する

上記の対処を行っても問題を解決できない場合は、当社技術員 (SE) に連絡してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2009