PRIMECLUSTER 活用ガイド ＜トラブルシューティング編＞ (Solaris(TM)オペレーティングシステム／Linux版)

4.1 電源を落としたとき

保守を行うために電源を落としたときに起こるトラブル対処方法について説明します。

■トラブル一覧

No.	現象	Solaris	Linux
Ｑ4-1-1	ノードの AC 電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された FJSVcluster: エラー: DEV: 7003: RCI の異常を検出しました。(node:nodename address:address status:status)	○	−
Ｑ4-1-2	リモートコンソール接続装置の電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された FJSVcluster: エラー: DEV: 7040: コンソールへの接続ができなくなりました。 (node:nodename portno:portnumber detail:code)	○	−
Ｑ4-1-3	PRIMEPOWER 250/450 の AC 電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された FJSVcluster: エラー: DEV: 7040: コンソールへの接続ができなくなりました。(node:nodename portno:portnumber detail:code)	○	−

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Ｑ4-1-1 ノードの AC 電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された
FJSVcluster: エラー: DEV: 7003: RCI の異常を検出しました。(node:nodename address:address status:status)

対処

ノードの保守が完了し、ノードの電源を入れた後、エラーメッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、RCI 非同期監視デーモンを復旧してください。

# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl restart
# sdtool -e
# sdtool -b

4.1A20 パッチ 913381-03 適用以降または 4.1A30 以降では、以下のコマンドを実行する必要はありません。

# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcimonctl restart

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Ｑ4-1-2 リモートコンソール接続装置の電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された
FJSVcluster: エラー: DEV: 7040: コンソールへの接続ができなくなりました。 (node:nodename portno:portnumber detail:code)

対処

リモートコンソール接続装置の保守が完了し電源を入れた後、エラーメッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、コンソール非同期監視機能または SF を復旧してください。

【4.1の場合】

# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clrcirccusetup

【4.1A10以降の場合】

# sdtool -e
# sdtool -b

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Ｑ4-1-3 PRIMEPOWER 250/450 の AC 電源を落として保守作業中、他のノードでエラーメッセージが出力された
FJSVcluster: エラー: DEV: 7040: コンソールへの接続ができなくなりました。(node:nodename portno:portnumber detail:code)

対処

ノードの保守が完了し、ノードの電源を入れた後、エラーメッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、コンソール非同期監視デーモンを復旧してください。

# sdtool -e
# sdtool -b