PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版) |
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第1部 事象別トラブル | > 第3章 運用時のトラブル |
設定変更時のトラブルシューティングについて説明します。
No. |
現象 |
Solaris |
Linux |
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PRIMEPOWER 250/450 で XSCF のネットワーク設定を変更中、他のノードでエラーメッセージが出力された |
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clrsvmajor コマンドで ディスクの major 番号を変更しようとしたら、下記メッセージが出力された |
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clinitreset コマンドを実行すると、Global Disk Services の設定が行われている旨を示すエラーが出力された |
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ノード名変更を行った後、CRM の設定を促す表示がされるが、初期構成設定を実行するとすでに設定されている旨のメッセージが出力される |
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ディスク増設後、自動リソース登録を実施したがリソース登録されなかった |
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業務 LAN の IP アドレスを変更したが、ノード再起動後、変更が反映されない |
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Web-Based Admin View の以下の動作環境変数の wvSetparam コマンドによる変更や wvGetparam コマンドによる参照を行うとエラーメッセージが出力された エラーメッセージ |
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Web-Based Admin View の動作環境変数である keep-time(クライアント・管理サーバ間 接続監視時間)を変更してもデフォルト時間(10 秒)で管理サーバとの接続が切断される |
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XSCF のネットワーク設定が完了後、エラーメッセージが出力されたノードで以下のコマンドを実行し、コンソール非同期監視デーモンを復旧してください。
# sdtool -e # sdtool -b
なお、XSCF の IP アドレスまたは XSCF ホスト名を変更した場合、クラスタの設定も変更する必要があります。再度シャットダウン機構の設定を行い、XSCF に合わせた設定に変更してください。
clrsvmajor コマンドのオプションであるディスクドライバに、誤ったドライバ(sfdsklog(SDX message logging driver))を指定した可能性があります。
ディスクドライバには、sfdsk ドライバを指定してください。
GDS の構成情報が残っているためです。
GDS 構成情報の削除を行ってください。
ノード名変更作業時に手順にない CF の削除を行ったことで、PRIMECLUSTER が保持している情報に不整合が発生したことが考えられます。
一度ノード名を変更前の名前に戻し、正常動作を確認した上で、再度正しい手順でノード名を変更してください。
cldiskadm ファイルのリンクの置き換えを実施していない可能性があります。
下記の作業を実施後、自動リソース登録を実行してください。
# rm /etc/opt/FJSVcluster/sys/cldiskadm
# ln -s /etc/opt/FJSVmplb/bin/cldiskadm /etc/opt/FJSVcluster/sys/cldiskadm
GLS が活性化されていることで、設定変更前の IP アドレスが使用されている可能性があります。
一度 GLS の設定を削除し、ノード再起動後に業務 LAN の IP アドレスを確認してください。
Web-Based Admin View のインストール時に、/etc/inet/hosts(Solaris)または /etc/hosts(Linux)ファイルにホスト名と IP アドレスが記載されていません。
ホスト名に対する IP アドレスを /etc/inet/hosts(Solaris)または /etc/hosts(Linux)ファイルに定義してください
/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam コマンドにより keep-time の値を usr 属性の動作環境変数として追加します。
#/etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam -add usr keep-time <XXX>
<XXX> には keep-time に設定する整数が入ります。
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