PRIMECLUSTER 活用ガイド <トラブルシューティング編> (Solaris(TM)オペレーティングシステム/Linux版) |
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第1部 事象別トラブル | > 第3章 運用時のトラブル | > 3.7 ノードの参入に関するトラブル |
ノードが既存のクラスタに参入せず、固有のクラスタを作成してしまう。
エラーログに以下のメッセージが出力されます。
CF: (TRACE): JoinServer: Startup. |
これは、CF デバイスドライバがすべて正常に動作し、問題はインタコネクトで発生していることを示しています。
まず、ノードがインタコネクト上のクラスタの他のノードを参照できるかどうかを確認します。この内容を確認するには、cftool -e を実行してクラスタのすべてのノードにエコー要求を送信します。
cftool コマンドの実行例を以下に示します。
# cftool -e |
これは fuji3 のインタコネクトデバイス 3(Localdev) および fuji2 のデバイス 2(Srcdev) により、ノード fuji3 がノード fuji2 を参照していることを示しています。cftool -e を実行してもローカルノードしか表示されない場合は、インタコネクトに問題があります。予想されるクラスタノードの一部またはすべてが表示された場合にはCF ドライバの再ロードが必要となります。以下のコマンドを実行してください。
# cfconfig -u
# cfconfig -l
これらのコマンドからコンソールへの出力はありません。エラーメッセージがエラーログに記録されるだけです。
ノードがクラスタに参入していなければ、次の "トラブル対処例 2" に進みます。
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