ページのトップに戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集

9.6 Q:運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名を変更する(Solaris版 V5)

対象バージョンレベル

A

運用管理サーバのIPアドレス/ホスト名変更手順

作業手順

IPアドレス、ホスト名の変更に必要な作業手順を以下に示します。

1. SystemWalker/CentricMGR の停止

2. Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ)

3. SystemWalkerのデータ移出
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

4. 運用環境の削除
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

5. IPアドレスの変更/ホスト名の変更

6. hostsファイルまたはDNSの変更

7. Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時だけ)

8. 運用環境の復元(データ移入)
  (「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合)

9. SystemWalker/CentricMGR の起動

10. 運用管理クライアントの接続先の変更

11. ノード情報の変更

12. 構成情報の一括配付

13. ネットワーク管理ポリシーの一括配付

14. 機能ごとの変更

15. システムの再起動

16. 作業完了の確認

使用するコマンドは、システム管理者(スーパーユーザ)権限で実行してください。

1. SystemWalker/CentricMGRの停止

[作業: 運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

2. Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ)

[作業: 運用管理サーバ]

Interstageのシステム情報の移出を行います。

Interstageの共存製品については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”の“特別に注意が必要な製品”および“InterstageまたはObjectDirectorがインストールされている場合”を参照してください。

また、Interstageのシステム情報の移出については、Interstageのマニュアルを参照してください。

3. SystemWalkerのデータ移出

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。

[作業: 運用管理サーバ]

  1. 以下のコマンドを実行し、運用環境の退避(データ移出)を行います。

    /opt/systemwalker/bin/mpbkc -b 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

    コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

4. 運用環境の削除

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。

[作業:運用管理サーバ]

各データベースを作成している場合は以下の手順で削除します。

  1. ヘルプデスクのデータベースを作成している場合

    5.0、または、5.1の手順

    詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“ヘルプデスク用DB環境の作成”を参照してください。

    5.2の手順

    以下のコマンドを実行し、“運用管理サーバ上に作成したヘルプデスク環境を削除”を選択します。

    /opt/systemwalker/bin/MpHDOSsetup

  2. リカバリフローのデータベースを作成している場合(5.2)

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/mprfddelall

  3. インベントリ管理のデータベースを作成している場合(5.2)

    以下のコマンドを実行し、“インベントリ管理環境削除”を選択します。

    /opt/systemwalker/bin/MpDTPSetup

  4. フレームワークのデータベースを削除する。

    以下のコマンドを実行し、“SystemWalker/CentricMGR環境削除”を選択します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup

データベースの削除については、“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“アンインストール前の作業”を参照してください。

5. IPアドレスの変更/ホスト名の変更

[作業: 運用管理サーバ]

オペレーティングシステムのIPアドレス/ホスト名を変更します。

変更後にシステムの再起動を行ってください。

変更方法については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

6. hostsファイルまたはDNSの変更

[作業:各サーバ/クライアント]

hostsファイルまたはDNSサーバに設定している情報を変更します。

変更しているIPアドレス/ホスト名が定義されているサーバ/クライアントで変更します。

7. Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時だけ)

Interstageと共存している場合のみ必要な作業です。

[作業:運用管理サーバ]

“Interstageのシステム情報の移出”で移出した資源を移入します。

Interstageの共存製品については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”の“特別に注意が必要な製品”および“InterstageまたはObjectDirectorがインストールされている場合”を参照してください。

また、Interstageのシステム情報の移入については、Interstageのマニュアルを参照してください。

8. 運用環境の復元(データ移入)

「IPアドレスとホスト名」または「ホスト名」を変更する場合の作業です。。

[作業:運用管理サーバ]

以下の手順を必要に応じて行います。

各データベースを作成する3~5の作業は任意です。

注意

  • 各データベースの容量は、バックアップ時のDB環境より大きいサイズで作成してください。

  • 運用環境の復元作業が終了するまでSystemWalker/CentricMGRを起動しないでください。

  1. 復元準備のためのコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/premprs -b 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

  2. 以下のコマンドを実行して、フレームワークのデータベースを作成します。

    /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup

  3. インベントリ管理のデータベースを作成する場合(5.2)

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/MpDTPSetup

  4. リカバリフローのデータベースを作成する場合(5.2)

    以下のコマンドを実行します。

    /opt/systemwalker/bin/MpRFOSsetup

  5. ヘルプデスクのデータベースを作成する場合

    以下のコマンドを実行し、“運用管理サーバ上にヘルプデスクDBを作成”を選択します。

    /opt/systemwalker/bin/MpHDOSsetup

  6. 以下のコマンドを実行して、退避しておいたデータを復元(移入)します。

    /opt/systemwalker/bin/mprsc -b 退避先ディレクトリ名

    退避先ディレクトリ名は、フルパスで指定してください。

    コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

9. SystemWalker/CentricMGRの起動

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

/opt/systemwalker/bin/scentricmgr

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

10. 運用管理クライアントの接続先の変更

[作業:運用管理クライアント]

スタートメニューから[プログラム]-[SystemWalker_CentricMGR]-[環境設定]-[運用管理クライアントセットアップ]の画面を起動し、接続する運用管理サーバを変更します。

詳細については、それぞれ以下のマニュアルを参照してください。

5.0/5.1:

“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“運用管理クライアントで必要な作業”

5.2:

“SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“運用管理クライアントのセットアップ”

11. ノード情報の変更

[作業:運用管理クライアント]

  1. サブネットを変更する場合は、事前にサブネットフォルダを新しく作成します。

    (運用管理サーバの変更を行った時点で新しく作成したサブネットフォルダに自動的に移動します。)

    [サブネットフォルダの作成方法]

    1. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視で[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択します。

    2. [業務監視-編集]ウィンドウで[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。

    3. ノード一覧ツリーの中から、サブネットフォルダを追加する対象の部門フォルダを選択し、[オブジェクト]メニューから[フォルダ作成]を選択します。

    詳細については、それぞれ以下のマニュアルを参照してください。

    • 5.0/5.1:

      “SystemWalker/CentricMGR 導入手引書”の“ネットワーク管理の環境を定義する”

    • 5.2:

      “SystemWalker/CentricMGR 運用手引書”の“ネットワークを監視するための運用環境を定義する”

  2. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視で[機能選択]コンボボックスから[編集]を選択し、運用管理サーバのノードのプロパティ画面を表示します。

  3. ホスト名の変更は、[ネットワーク]タブを開いてホスト名を変更します。

    次に[インタフェース]タブを開いて、変更対象のインタフェースを選択し、ホスト名を変更します。

  4. IPアドレスの変更は、[ノードプロパティ]の[インタフェース]タブを開き、変更対象のインタフェースを選択し、IPアドレスを変更します。

12. 構成情報の一括配付

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

/opt/systemwalker/bin/mpdrpspa.sh all

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

運用管理サーバ配下に部門管理サーバがある場合、部門管理サーバでSystemWalker/CentricMGR起動中であること。

13. ネットワーク管理ポリシーの一括配付

[作業:運用管理サーバ]

以下のコマンドを実行します。

/opt/systemwalker/bin/mpnmpref

mpnmpref コマンドの実行中に、“MpNmsv、MpNmex、MpNmmib、MpNmnode、MpNmhost、MpNmdisc”プロセスが停止した旨の通知がありますが、、対処は不要です。

コマンドの詳細は、本製品の“SystemWalker/CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

運用管理サーバ配下に部門管理サーバがある場合、部門管理サーバでSystemWalker/CentricMGR起動中であること。

14. 機能ごとの変更

機能ごとの変更を行います。変更を行う機能と変更が必要な場所を以下に示します。インストール種別または使用している機能により、設定を行ってください。

機能名

運用管理サーバ

部門管理サーバ

業務サーバ

運用管理クライアント

クライアント

SystemWalkerコンソール

○*1

イベント監視

○*2

○*2

○*2

○*2

性能監視

リカバリフロー(5.2)

スクリプト(5.2)

メータリング(5.2)

自動運用支援

資源配付

アプリケーション配付

インベントリ管理

IDカードセキュリティ

導入支援

アプリケーション管理

ヘルプデスク

○*3

○*3

*1:IPアドレス、ホスト名の変更時、mpaplregコマンドでメニューを登録しているノードを削除後、再登録する場合、mpaplregコマンドで該当のメニューを再登録(削除後登録)する必要があります。

*2:メッセージ送信先システムを設定している場合、メッセージ送信先システムを変更します。

*3: ヘルプデスク機能を使用している場合、ヘルプデスクサーバの変更が必要です。さらに、運用管理サーバにヘルプデスクデータベースを作成している場合は、ヘルプデスククライアントをインストールしている運用管理クライアント、クライアントでODBCデータソースの変更が必要です。

15. システムの再起動

運用管理サーバのシステムを再起動します。

16. 作業完了の確認

[作業:運用管理クライアント]

  1. SystemWalkerコンソール 業務監視またはシステム監視を起動します。

  2. 変更したノードの情報を[ノードプロパティ]画面の[インタフェース]タブを開いて確認してください。