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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集

1.23 Q:LANカード(NIC)を複数枚搭載した場合の留意事項

以下の留意事項について説明します。

A1 ノード情報の表示/設定

留意事項1

対象バージョンレベル

留意事項

[機能]-[動作情報]メニューで表示される画面の[ホスト名]に表示される値は、“uname”で通知されるホスト名です。

留意事項2

対象バージョンレベル

留意事項

[機能]-[接続先サーバの情報]メニューで表示される画面の[ホスト名]に表示される値は、“uname”で通知されるホスト名です。

留意事項3

対象バージョンレベル

留意事項

Systemwalkerコンソール(業務監視画面、システム監視画面)において、LANカード(NIC)を複数枚搭載しているノードのノードプロパティのインターフェースタブに、すべてのIPアドレスおよびホスト名を登録し、代表IPアドレスを設定してください。

対象のノードから、イベント通知および “opaconstat -a”コマンドによりノード情報へ自動登録されるIPアドレスは1つのみです。

A2 イベント監視

対象バージョンレベル

留意事項1

以下の条件に当てはまる場合、Systemwalkerがイベント通知のために使用するIPアドレスを指定する必要があります。

留意事項2

イベント監視の対象ノードがLANカード(NIC)を複数搭載する場合、ノードプロパティの[ネットワーク]タグに定義するホスト名と、対象ノード側の[通信環境定義]-[自ホスト名]の設定により決まるホスト名が一致するように設定してください。

これらが一致しないと、対象ノードからイベントが通知された場合に、[ネットワーク]タグのホスト名が自動的に変更されます。

A3 トラップ発行のアクション実行

対象バージョンレベル

留意事項

LANカード(NIC)が複数実装されている場合、アクション実行でトラップ発行した際の発行元のIPアドレスは、OSが最初に検出したLANカード(NIC)のアドレスです。

もう一方のLANのIPアドレスを、トラップの発行元アドレスにする場合には、以下のように設定してください。

  1. あらかじめ、hostsファイルに各インタフェースのホスト名定義を、それぞれ異なる名称で設定してください。

  2. 1.で設定したホスト名のうち、トラップの発行元アドレスにしたいIPアドレスのホスト名を、通信環境設定の[自ホスト名]タブで定義してください。この時、[ユーザ名指定]を選択して定義してください。

A4 ネットワーク管理

対象バージョンレベル

留意事項1

運用管理サーバまたは部門管理サーバがWindows(R) 2000の場合で、かつ、そのマシンが複数インタフェースをもつ場合、あらかじめhostsファイルに各インタフェースのホスト名定義をそれぞれ異なる名称で設定しておいてください。

また、その際に設定するホスト名は、インストール時に[自ホスト名取得方法の設定]画面で選択した内容に従って記述してください。

「DNSを使用した完全修飾ホスト名」を選択している場合は、hostsファイルの内容も完全修飾ホスト名で記述してください。

留意事項2

ノード検出にて、新規追加するノードが複数インタフェースをもつ場合、代表インタフェースは、以下の順序で自動的に設定されます。

  1. システム名(sysName.0の値)とIPアドレスに対応するホスト名が同一のインタフェース

  2. 検出されたインタフェースの先頭よりIPアドレスが“0.0.0.0”、“127.0.0.1”以外のインタフェース

なお、代表インタフェースに設定されているホスト名が[ネットワーク]タブのホスト名として設定されます。

留意事項3

監視対象ノードが複数インタフェースをもつ場合、以下のポリシーによる監視は、代表インタフェースに対して行います。

代表インタフェースは監視を行う運用管理サーバ、または、部門管理サーバから通信可能なインタフェースを設定してください。

A5 性能監視

対象バージョンレベル

留意事項1

監視対象のマシンが複数インタフェースをもつ場合、通知されるSNMP-Trapは代表IPアドレスが割り当てられたインタフェースのものだけです。

留意事項2

運用管理サーバが複数インタフェースを持っている場合、運用管理クライアントから代表IPアドレスが見えないと、運用管理クライアントから運用管理サーバへの接続に失敗します。

※Linux版:V12.0L10以降では発生しません。

留意事項3

運用管理サーバが複数インタフェースを持っている場合、部門管理サーバから見えるインタフェースを、ホスト名解決できるIPアドレスにしないと、部門管理サーバから運用管理サーバへの接続に失敗します。

A6 アプリケーション管理

対象バージョンレベル

留意事項

被監視サーバに、メッセージ送信先と接続可能なIPアドレスが複数ある場合、その中からランダムなIPアドレスが被監視サーバのIPアドレスとして登録されるため、メッセージ送信先と接続できない場合があります。以下の対処方法を実施してください。

以下の操作により、メッセージ送信先と通信時に使用するIPアドレスを指定してください。

A7 ポリシー配付

対象バージョンレベル

留意事項

ポリシー配付先のノードが複数のインターフェースをもつ場合、通信するインターフェースはそのノードの代表インターフェースとなります。したがって、代表インターフェースは運用管理サーバ、または、中継する部門管理サーバと通信可能なインターフェースを設定しておく必要があります。

A8 インターネットサーバ管理

対象バージョンレベル

留意事項

Windows版のSystemwalker Centric Managerのサーバが複数のLANカード(NIC)を実装しているマシンで動作しており、かつ、最初にバインドされるLANカード(NIC)のIPアドレスが接続先の運用管理サーバのノードプロパティのインタフェースタブに存在しない場合、そのサーバに対してインターネットサーバ管理のポリシーを設定することができません。

ノードプロパティのインタフェースタブのIPアドレスが最初にバインドされるように接続元サーバでネットワーク設定を変更してください。

A9 資源配付

対象バージョンレベル

留意事項

複数のLANカード(NIC)を実装している場合、資源配付で使用するIPアドレスをSystemwalker側で指定することはできません。

なお、Solarisの場合は、以下の方法にて、もう一方のLANのIPアドレスに対して資源配付を行うことが可能です。この場合、ルーティングの設定を行い、TCP/IPのパケットが転送されるようにしておく必要があります。

# /opt/FJSVmpsdl/bin/drmsmdfy -a sys -s 自システム名 -k own -n もう一方のLANのIPアドレスまたはノード名(*1)
# /opt/FJSVmpsdl/bin/drmsstup -a もう一方のLANのIPアドレスまたはノード名(*1)

*1):drms編集ファイルのnametypeに[IP]を指定している場合は、もう一方のLANのIPアドレスを指定します。[HOST]を指定している場合は、もう一方のLANのノード名を指定します。

A10 インベントリ管理

対象バージョンレベル

留意事項

A11 リカバリフロー機能を使用する場合

対象バージョンレベル

留意事項

運用管理サーバでクラスタシステムや、1台のコンピュータにLANカード(NIC)を2枚以上搭載した場合、アダプタのバインド順序を正しく設定されているか確認してください。