対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
A
10.1以降については、“Systemwalker CentricMGR 導入手引書”の“アカウントの変更(UNIX)”、または“アカウントの変更【UNIX版】”を参照してください。
Systemwalker管理者アカウントを変更する場合
Systemwalker Centric ManagerのSystemwalker管理者アカウントを変更する場合の手順について説明します。
Systemwalker管理者アカウント用のユーザを作成します。
新しくSystemwalker管理者アカウントとなるユーザを作成します。
Systemwalker Centric Managerを停止します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
Systemwalker Operation Managerと共存する環境では、Systemwalker Operation Managerのサービスも停止してください。
Systemwalker Centric Manager内部で保持しているセキュリティ情報を変更します。(運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバだけ)
ロールに所属するユーザに関する情報やツリーに対するアクセス権に関する情報、Systemwalker管理アカウント情報といったSystemwalker Centric Manager内部で保持している情報を変更します。通常、インストール時に指定したSystemwalker管理アカウントは、Systemwalker Centric Managerのすべての操作が許可されています。このSystemwalker管理アカウントの情報を変更するとともに、変更前のSystemwalker管理アカウントの権限を削除し、内部情報に反映させます。
dmmkbatコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerのセキュリティの定義情報を抽出します。抽出した情報は、定義情報を反映するコマンド列を記述したシェルスクリプトとして抽出されます。
dmmkbat -d -f バッチファイル名 |
a)で生成されたシェルスクリプトファイルのバックアップファイルを作成します。
a)で抽出されたシェルスクリプトファイル内の情報を以下のとおり編集します。抽出されたコマンド列のうち、以下に該当する箇所に指定されている変更前のSystemwalker管理者アカウント名を、変更後のSystemwalker管理者アカウント名に変更します。Systemwalker管理者アカウント名以外は変更しないでください。
mpsetmemコマンドのパラメタ
dmsetaclコマンドの-uオプションのパラメタ
dmchownコマンドの-uオプションのパラメタ
編集例を以下に示します。
変更前のSystemwalker管理アカウント名がswadmin、変更後のSystemwalker管理アカウント名がnewadminの場合
【変更前】
mpdelrole -a |
【変更後】
mpdelrole -a |
Systemwalker Centric Manager内部に登録されているSystemwalker管理アカウントの情報を変更するコマンド(dmchgswadmin)を実行します。
Systemwalkerのホームページから、以下のコマンドをダウンロードします。
Systemwalker管理アカウント情報変更コマンド(ファイル名:cmd.tar.Z) |
cmd.tar.Zを復元します。
復元したファイルを以下に格納します。
Systemwalkerインストール先/FJSVfwsec/bin |
以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストール先/FJSVfwsec/bin/dmchgswadmin [-u 変更後Systemwalker管理者アカウント名] [-p パスワード] |
3.c)で編集したバッチファイルを実行し、変更後のセキュリティ定義情報を反映させます。
Systemwalker Centric Managerを起動します。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr |
以下の条件の場合は、“Systemwalkerが保持しているアカウントを変更する場合”の手順を実施します。(運用管理サーバのみ)
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにSystemwalker管理者アカウントを設定している場合
導入支援機能を使用しており、導入支援のインストールアカウント、FTPアカウント、ログオンアカウントにSystemwalker管理者アカウントを設定している場合
Systemwalkerが保持しているアカウントを変更する場合
運用管理サーバの場合で、Systemwalker Centric Managerで保持しているアカウントの情報を変更する場合の手順を説明します。
性能監視で使用しているFTPアカウントを変更します。
性能監視機能を使用しており、性能情報出力で使用するFTPアカウントにSystemwalker管理者アカウントを設定している場合は、ユーザ、パスワード情報を変更します。
運用管理クライアントの[Systemwalkerコンソール 業務監視]で、[操作]メニューから[性能情報の出力]を選択します。
[FTP環境設定]で、ユーザ名を変更後のユーザ名、FTPユーザアカウントのパスワード、および確認パスワードを、変更後のパスワードにします。
運用管理サーバ上のFTPサーバに対して以下に示す設定を行う必要があります。
ディレクトリアクセス権の設定
以下のディレクトリに対して、アクセスするアカウントに応じて、読み取り、および書き込みアクセス権を設定します。アクセスするアカウントは、性能情報出力の[FTPユーザアカウント設定]ダイアログボックスで指定したアカウントになります。
/opt/FJSVspmmg/tmp/tmp |
導入支援で使用しているアカウントを変更します。
導入支援機能を使用しており、導入支援のインストールアカウント、FTPアカウント、ログオンアカウントにSystemwalker管理者アカウントを設定している場合は、アカウント情報を変更します。
運用管理クライアントの[Systemwalkerコンソール 業務監視]で、[ファイル]メニューから[導入支援]を選択します。
[サーバ欄]のサーバの一覧から運用管理サーバを選択し、[操作]メニューから[ノードプロパティ]を選択して、[実行]ボタンをクリックします。
[配付/インストール情報]の[共通アカウント]にSystemwalker管理者アカウントが設定されている場合は、[共通アカウント]に変更後のユーザ名、[共通パスワード]にパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
サイレントインストール情報を変更します。以下の操作を行っている場合は、再度同じ操作を行ってください。
[サーバ欄]
配付/インストール
サイレントインストール用ファイルのダウンロード
[クライアント欄]
フロッピー方式でのインストール