UNIXサーバでETERNUS ディスクアレイの論理ボリュームの情報を表示します。
本コマンドは、バックアップ元サーバで利用するコマンドです。
利用可能なOSを以下に示します。
Solaris 10 オペレーティングシステム
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)
AIX 5L V5.3
HP-UX 11i v3
バックアップ元サーバのOSの違いにより、AdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用するか、OSに対応したユーティリティファイルをコピーして利用するか、コマンドのインストール方法が異なります。インストールについては、以下のポイントを参照してください。
ポイント
コマンドは、バックアップ元サーバのOSに対応したインストール方法でインストールして利用してください。
[Solaris/Linuxの場合]
バックアップ元サーバにAdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用します。または、AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたCCMサーバから、OSに対応したユーティリティファイルをバックアップ元サーバにコピーして利用します。
[HP-UX/AIXの場合]
AdvancedCopy Manager CCMをインストールしたCCMサーバから、OSに対応したユーティリティファイルをバックアップ元サーバにコピーして利用します。
バックアップ元サーバにAdvancedCopy Manager CCMをインストールして利用する場合は、「2.1 インストール」を参照してください。
バックアップ元サーバにユーティリティファイルをコピーして利用する場合は、以下の手順でコピーしてください。
バックアップ元サーバの任意の場所に、ユーティリティファイルをコピーします。
ユーティリティファイルは、CCMサーバの以下のディレクトリにあります。
[Windowsの場合]
対象OS | ユーティリティファイル |
---|---|
Solaris 10 オペレーティングシステム | <AdvancedCopy Manager CCMプログラムディレクトリ>¥tools¥server_utility_solaris.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) | <AdvancedCopy Manager CCMプログラムディレクトリ>¥tools¥server_utility_rhel5x86.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) | <AdvancedCopy Manager CCMプログラムディレクトリ>¥tools¥server_utility_rhel5ia64.tar |
AIX 5L V5.3 | <AdvancedCopy Manager CCMプログラムディレクトリ>¥tools¥server_utility_aix.tar |
HP-UX 11i v3 | <AdvancedCopy Manager CCMプログラムディレクトリ>¥tools¥server_utility_hp-ux.tar |
[Solaris/Linuxの場合]
対象OS | ユーティリティファイル |
---|---|
Solaris 10 オペレーティングシステム | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_solaris.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86) Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_rhel5x86.tar |
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_rhel5ia64.tar |
AIX 5L V5.3 | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_aix.tar |
HP-UX 11i v3 | /opt/FJSVccm/tools/server_utility_hp-ux.tar |
コピーしたユーティリティファイルを解凍した後、ディレクトリを移動させます。
# cd <ファイルをコピーしたディレクトリ> # tar xvf <ユーティリティファイル> # cd ./server_utility/bin |
AdvancedCopy Manager CCMをバックアップ元サーバにインストールして利用する場合
[Solaris/Linuxの場合]
指定方法
acgetvolinfo DEVICE-NAME |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
DEVICE-NAME | デバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
[Solarisの場合]
# acgetvolinfo /dev/rdsk/c4t0d10s2 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x041,0x0,0x800000 |
[Linuxの場合]
# acgetvolinfo /dev/sdo BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x042,0x0,0x800000 |
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
BOX-ID | ETERNUS ディスクアレイのBox IDが表示されます。 |
LV No | ETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム番号が16進数で表示されます。 |
Address | エクステント開始位置(ブロック単位)が16進数形式で表示されます。 |
Size | エクステントサイズ(ブロック数)が16進数形式で出力されます。 |
参照
このコマンドで出力されるメッセージの詳細については、「B.2.1 詳細メッセージ」を参照してください。
「B.2.1 詳細メッセージ」以外のメッセージが出力された場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書』の「GRシリーズの詳細エラーメッセージ」を参照してください。
バックアップ元サーバにユーティリティファイルをコピーして利用する場合
[Solaris/Linux/HP-UX/AIXの場合]
指定方法
acgetvolinfo DEVICE-NAME |
オペランドの説明
オペランド | 説明 |
---|---|
DEVICE-NAME | デバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
[実行例]
[Solarisの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/rdsk/c4t0d10s2 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x041,0x0,0x800000 |
[Linuxの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/sdo BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x042,0x0,0x800000 |
[HP-UXの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/rdsk/c1t0d20 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x043,0x0,0x800000 |
[AIXの場合]
# ./acgetvolinfo /dev/hdisk10 BOX-ID,LV No,Address,Size 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004##,0x044,0x0,0x800000 |
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
BOX-ID | ETERNUS ディスクアレイのBox IDが表示されます。 |
LV No | ETERNUS ディスクアレイの論理ボリューム番号が16進数で表示されます。 |
Address | エクステント開始位置(ブロック単位)が16進数形式で表示されます。 |
Size | エクステントサイズ(ブロック数)が16進数形式で出力されます。 |
参考
このコマンドで出力されるメッセージの詳細については、「B.2.1 詳細メッセージ」を参照してください。
「B.2.1 詳細メッセージ」以外のメッセージが出力された場合は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書』の「GRシリーズの詳細エラーメッセージ」を参照してください。