Solarisでのシステムパラメータの設定
SolarisでTeamWARE Officeサーバを運用するためには、いくつかのシステムパラメータを再設定する必要があります。表2.2 SolarisにおけるTeamWARE Office用システムパラメータ(/etc/system定義値)に、以下の内容を示します。
TeamWARE Officeを動作させるために考慮しなければならないシステムパラメータとその説明
TeamWARE Officeサーバソフトウェアを[pkgadd]コマンドによりインストールするときに設定されるパラメータ値(ただし、[pkgadd]コマンドからの問い合わせに対して、システムパラメータを修正する指示を行った場合)
TeamWARE Officeを運用するためのシステムパラメータ推奨値
以下の表に記述されているパラメータは、/etc/systemファイルに定義することができます。/etc/systemファイルに設定されているシステムパラメータを確認し、推奨値以下である場合は、値を推奨値以上に設定しなおしてください。
モジュール名 | パラメータ名 | パラメータ詳細 | [pkgadd]コマンド設定値 | 推奨値 |
---|---|---|---|---|
なし | rlim_fd_max | 1つのプロセスでオープンすることができるファイル数の最大値を指定します。 | 10240 | 10240 |
semsys | seminfo_semmni | 生成することのできるセマフォ識別子数の最大値を指定します。 | 30 | 30 |
shmsys | shminfo_shmmni | 生成することのできる共用メモリ識別子数の最大値を指定します。 | 500 | 500 |
shminfo_shmseg | 1つのプロセスにアタッチできる共用メモリセグメントの最大数を指定します。 | 500 | 500 |
注意
rlim_fd_max、seminfo_semmni、shminfo_shmmni、およびshminfo_shmsegは、[pkgadd]コマンド実行中にシステムパラメータのチューニングを行うかどうかをたずねられます。この質問に対し"y"を選択した場合で、かつ推奨値以下の値が設定されていた場合は、表2.2 SolarisにおけるTeamWARE Office用システムパラメータ(/etc/system定義値)の[pkgadd]コマンド設定値で示した値が設定されます。
/etc/systemファイルへの記述形式はシステムパラメータによって異なりますので記述する時は注意が必要です。
エンタープライズシステムでは、エンタープライズディレクトリの利用率に応じてシステムパラメータを設定する必要があります。"TeamWARE Office 管理者ガイド"の"10.6 エンタープライズシステムの留意事項"を参照して、設定してください。