外部LDAPサーバを使用するためには、以下の設定をします。
LDAPサービスの設定
認証用LDAPサーバの設定
認証方式の設定
LDAPサービスの設定
外部認証に使用するLDAPサーバは、TeamWARE OfficeのLDAPサービスとして設定されている必要があります。設定は、[to config]コマンドで行います。詳細については、"C.4 サービスのセットアップ"を参照してください。
認証用LDAPサーバの設定
LDAPサービスとして複数のLDAPサーバが設定されている場合、外部認証用に使用するLDAPサービスを、to.iniファイルに設定します。
LDAPサービスがTeamWARE Officeで1つしか設定されていない場合には、この設定は不要です。
以下の形式で指定します。この設定は、サーバ起動時に読み込まれます。
[DIRECTORY] |
LDAPサービス名は、64文字以内で指定します。LDAPサービス名はAdminアプリケーションで確認できます。
認証方式の設定
認証方式とそれぞれの方式に必要なパラメータを、to.iniファイルに設定します。
以下の形式で指定します。この設定は、サーバ起動時に読み込まれます。
[DIRECTORY] ldap_auth_method = 認証方式,パラメータ |
認証方式
簡易方式の場合は"1"を、通常方式の場合は"2"を指定します。デフォルトは"1"です。
パラメータ
簡易方式の場合は、ユーザの識別名(DN)の第1相対識別名(RDN)のアトリビュート名を指定します。通常方式の場合は、ユニークキーを指定します。デフォルト値は"uid"です。
設定例を以下に示します。
簡易方式の設定例
認証用LDAPサービスのLDAPサービス名:Active Directory
第1相対識別名のアトリビュート名:cn
[DIRECTORY] ldap_auth_service_name = Active Directory ldap_auth_method = 1, cn |
通常方式の設定例
認証用LDAPサービスのLDAPサービス名:Active Directory
ユニークキー:sAMAccountName
[DIRECTORY] ldap_auth_service_name = Active Directory ldap_auth_method = 2, sAMAccountName |
注意
外部LDAPサーバのユーザにパスワードが設定されてない、またはパスワード長が0の場合、LDAP認証は行えません。必ずユーザパスワードの設定を行ってください。