メール資源の移動は、システム管理者だけが行うことができます。
ユーザリストの作成、移出処理、移入処理は、それぞれ移動元(移出)、移動先(移入)のTeamWARE Officeのインストールディレクトリで行ってください。
メール資源の移動は、以下の操作で行います。各操作は、TeamWARE Officeの動作中に行ってください。なお、以下に示すコマンドの詳細については、次節の"A.2.2 ユーザ・インターフェース"を参照してください。
ユーザリストを作成します。ユーザリストは、エディタで作成できます。また、以下のコマンドを、TeamWARE Officeの動作中に実行することにより、コマンドを実行したサーバ上のTeamWARE Mailサービスを使用するすべてのユーザ名をテキストファイルに出力することもできます。
tomailst list_file
移動元サーバで、以下のコマンドを実行することにより、ユーザリストを基に、移動したいユーザのメール資源を、バイナリ形式で中間ファイルへ移出します。
メール資源のみの場合
tomaiexp IMF_file list_file
署名ファイルを含めて移出する場合
tomaiexp -w SIGN_file IMF_file list_file
エクスプローラやマイコンピュータなどを使用し、中間ファイルを移動先のサーバに、バイナリ形式で転送します。
移動先サーバで、以下のコマンドを実行することにより、中間ファイル内のユーザのメール資源を、移動先サーバのメールデータベースへ移入します。また、このコマンドは、移動対象ユーザの使用するMailサービスを移動先サーバのMailサービスに変更します。詳細については、"A.2.2 ユーザ・インターフェース"を参照してください。
メール資源のみの場合
tomaiimp IMF_file
署名ファイルを含めて移入する場合
tomaiimp -w SIGN_file IMF_file