バックアップをどのように運用するかは、TeamWARE Officeのシステム規模や利用頻度により異なります。
バックアップの基本的な運用形態について、以下に説明します。
TeamWARE Officeインストール直後、またはシステム設定の変更直後
OSのバックアップコマンドなどでTeamWARE Officeシステム全体をバックアップします。バックアップ直後に差分バックアップユーティリティを使い、バックアップ情報を記録し、レベル0バックアップとして利用可能な状態にしておきます。バックアップ情報の詳細については、"15.6.2 バックアップ情報"を参照してください。
なお、システム設定の変更には、アプリケーションサーバの追加や削除、エンタープライズ構成の変更など他サーバ情報を設定、変更する場合も含みます。
定期的なバックアップ
差分バックアップユーティリティを使い、たとえば、以下のようなスケジュールでバックアップを採取します。
月1回 | : | レベル0バックアップを実施 |
週1回 | : | レベル1バックアップを実施 |
毎日 | : | レベル2バックアップを実施 |
サイト単位でバックアップ
マルチサーバ構成の場合、一部のサーバのみバックアップを行うのではなく、サイト内のすべてのサーバでバックアップを行う必要があります。
toxdconfツールを使い、内部LDAPサーバデータベースのバックアップを採取します。
内部LDAPサーバデータベースが存在するディレクトリ(i500¥twg)配下をすべてOSのバックアップコマンドでバックアップします。
TeamWARE Officeのインストールからバックアップの運用までの流れを、以下の図に示します。