TeamWARE Webサービスのような、認証が必要なネットワーク上のWebサービスを複数利用する場合、通常では利用するサービスごとに、ログイン名やパスワードを入力するといった認証操作が必要です。サービスごとに認証画面(ログイン名やパスワード入力する画面)が異なるだけでなく、サービスごとに異なるログイン名やパスワードを覚えておく必要があります。そのため、以下のような利用者の行為により、セキュリティが低下する恐れもあります。
利用者が複数のログイン名やパスワードを管理できず(記憶できず)、安易な(見破られやすい)パスワードを設定する。
ログイン名やパスワードをメモした紙などを、利用するパソコンの近くに貼っておく。
シングルサインオンとは、認証(サインオン、ログイン)を必要とする複数のアプリケーションを一回の認証(シングルサインオン)で利用可能にするものです。
以下の図に、シングルサインオンの利用イメージを示します。
TeamWARE Office は、以下の方式のシングルサインオンを提供します。
TeamWARE Office 内のシングルサインオン
TeamWARE Office 内のシングルサインオンは、マルチサーバで構成されたサイトでのシングルサインオンを実現します。
TeamWARE Office 内のシングルサインオンを行うための条件や設定については、"12.1.3 URLの利用"の"マルチサーバ環境における留意事項"および"12.3.7 [Security]セクション"を参照してください。
Interstage Application Server V5.1系以降の認証サーバを利用したシングルサインオン(以降、"Interstage SSO"と呼びます)
InterstageSSOでは、InterstageSSOをサポートした任意のアプリケーションとシングルサインオンすることができます。また、異なるドメインに配置されたアプリケーションともシングルサインオンすることができます。
InterstageSSOを行うための条件や設定については、"12.12 Interstage Application Serverを利用したシングルサインオン"を参照してください。
注意
シングルサインオンを行う場合は、シングルサインオンに参加するアプリケーションが動作するサーバの時刻を正確に合わせてください。時刻にずれがあると、シングルサインオンで使用するクッキーで受け渡される認証情報が有効期限を持つ場合、有効期限切れの検査が正常に動作しない場合があります。
Web拡張機能、各携帯連携機能、iアプリ機能では、InterstageSSOは利用できません。