TeamWARE Officeに設定できるセキュリティには、以下の種類があります。運用形態に合わせて設定をしてください。
IPアドレスによる制限
初期化ファイルに、WebブラウザからアクセスできるコンピュータのIPアドレスを設定できます。
設定方法については、"12.3.1 [Access]セクション"を参照してください。
ユーザ登録情報による制限
ユーザごとに、使用できるサービスを設定できます。
設定の方法については、"5.4 ユーザの登録"を参照してください。
Webサービスを利用すると、TeamWARE Officeに登録されていないユーザでも、フォーラム、ライブラリ、設備予約 が利用できます。詳細については "12.1.2 Webサービス利用の準備" の "TeamWARE Officeによるユーザ登録"を参照してください。
ユーザ名・グループ名による制限
ライブラリ、フォルダ、フォーラム、カレンダーのプロパティで、アクセスできるユーザを制限できます。誰でも自由に"読み・書き"できるフォーラムを作成したり、特定のユーザだけが"読み・書き"できるライブラリを作成したりできます。
Libraryアプリケーション、Forumアプリケーション、およびCalendarアプリケーションを起動して、[プロパティ]ウィンドウから[利用許可]ページを開き、ユーザと権限を設定してください。なお、Webサービスの部門管理者メニューから作成/変更することもできます。
注意
[利用許可]ページのユーザと権限を変更しても、Webブラウザ、およびWebサービスのキャッシュなどの都合により即時に有効にならない場合があります。
システム管理者とそのサービスのマネージャは、利用許可を設定しなくても、最大の権限を持っています。
参照
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション(以後、セキュリティオプションと略します。)のSSL機能を導入することで、WebサーバとWebブラウザ間での通信をSSL(Secure Sockets Layer)通信にできます。WebサービスでSSL通信を利用したい場合には、Webサービスがインストールされているすべてのサーバに、セキュリティオプションのSSL機能を導入してください。セキュリティオプションのSSL機能の詳細については、"TeamWARE Office セキュリティオプション説明書"を参照してください。
SSLは、米Netscape社が開発した暗号通信方式です。インターネット上の通信データは、常に、盗聴、改ざん、なりすましなどの危険にさらされていますが、SSLを使用することで、TCP/IP上の2つのアプリケーション間のデータを、秘密に、そして確実に目的の相手に転送できます。