エンタープライズ構成のTeamWARE Officeシステムでは、異なるサイトに存在するフォーラムなどを利用するための環境を設定できます。この環境をサイト間直接アクセス環境と呼びます。
サイト間直接アクセスの流れを、以下の図に示します。
ユーザが、クライアントから、他サイトの資源(カレンダ、フォーラム、ライブラリなど)へアクセスしようとすると、ユーザのホームサイトへログイン認証要求が行われます。
ホームサイトと他サイト間でサイト間認証を行い(既に認証済みの場合は行いません)、1.のログイン認証要求に結果を返します。
クライアントから、他サイトの資源へ直接アクセスします。
この環境を設定することで、以下のことが可能となります。
サイト間直接アクセス
異なるサイトに存在するカレンダー、フォーラム、ライブラリに直接アクセスすることができます。なお、利用方法の詳細については、"TeamWARE Office利用者ガイド"を参照してください。
フォーラムレプリケーション
ほかのサイトに存在するフォーラムを自分のサイトに複製します。複製元のフォーラムをオリジナルフォーラムと呼び、自分のサイトに複製されたフォーラムをレプリカフォーラムと呼びます。オリジナルフォーラム、レプリカフォーラム、それぞれのフォーラムで更新された内容は、定期的に双方へ反映されます。この一連の機能をフォーラムレプリケーションと呼びます。また、この一連の動作を行うことを、"レプリケーションする"と表現します。
なお、詳細については、Adminのオンラインヘルプを参照してください。
注意
サイト間直接アクセスは、クライアントから、他サイト(ホームサイト以外)の資源(カレンダ、フォーラム、ライブラリ)へ直接アクセスします。そのため、クライアントホストが、他サイトホストへ直接アクセスできるようなネットワーク設定(ポート番号の25000を通すこと)が必要です。
サイト間直接アクセスは、ユーザが登録されているホームサイトと他サイト間でサイト間認証を行いますので、ホームサイトホストと他サイトホスト間でアクセスできるようなネットワーク設定(ポート番号の25000を通すこと)が必要です。
サイト間直接アクセスの環境設定は、たとえ同一エリア内のサイト同士であっても必要です。
サイト間直接アクセスの環境設定は、サイト間のディレクトリ情報の配付とは直接関係ありません。
サイト間のディレクトリ情報の配付は、エンタープライズディレクトリの基本機能です。
Windows Server®を使用している場合、TeamWARE Officeのシステム管理者のユーザ名でログインしてください。
UNIX系システムを使用している場合、UNIXログイン名には、TeamWARE Officeのシステム管理者のIDを使用してください。
コマンドの入力についての記述は、Windows Server®の用語で記述しています。UNIX系システムを使用している場合には、"コマンドプロンプト画面から"という記述を"shellプロンプトから"と読み替えて参照してください。
Webサービスでは、サイト間直接アクセスを利用できません。