MIMEゲートウェイは以下のプロセス(スレッド、プログラム)から構成されます。
起動・停止・主制御プロセス(キューハンドラ)
送信プロセス(スレッド)(SMTPリクエスタ)
受信プロセス(スレッド)(SMTPレスポンダ)
受信プログラム(torecvm)
以下の図8.1 同じコンピュータのsendmailを使用しない場合に同じコンピュータのsendmailを使用しない場合、また、図8.2 同じコンピュータのsendmailを使用した場合に同じコンピュータのsendmailを使用した場合を示します。
図8.1 同じコンピュータのsendmailを使用しない場合
図8.2 同じコンピュータのsendmailを使用した場合
メッセージルータからインターネットメールを取り出し、SMTPリクエスタに転送を依頼します。またSMTPレスポンダかtorecvmを経由して受信したメールをメッセージルータに配信します。
ユーザがインターネットメールを送信すると、このプロセスがSMTPサーバと会話し、メールを転送します。
このプロセスは、同じコンピュータ上のsendmailを使用しないという設定を行った場合に起動されます。TCP/IPのポート番号25を使用し、配信されてくるメールを待ちます。外部からの接続要求があるたびにスレッドを起こし、処理を行います。
このプロセス(スレッド)では、SMTPディレクトリに2つのファイルを生成します。これらのファイルを、キューハンドラプロセスがアクセスします。
注意
このプロセスには、受信したメールをほかのSMTPサーバに転送する機能はありません。したがって、必ず転送ルートの終点にする必要があります。
またこのプロセスは、TCP/IPのポート番号25を使用します。同じコンピュータ上でTCP/IPのポート番号25を使用するほかのプログラム(sendmailやMicrosoft® SMTPサービスなど)を動作させないでください。
同じコンピュータのsendmailを使う設定を行った場合、sendmailに対して、TeamWARE Officeあてのメールが来たらこのプログラムを起動するように設定する必要があります。なお、設定方法の詳細については、"TeamWARE Office インストールガイド"を参照してください。
sendmailは、TeamWARE Officeあてのメールを受信すると、このプログラムを起動します。このプログラムではSMTPレスポンダと同様に2つのファイルをSMTPディレクトリに作成します。このファイルをキューハンドラプロセスがアクセスします。