FAXアドレスを使用したメールのルーティング方法は、tombfax.iniに設定します。tombfax.iniファイルは、ディレクトリサーバのインストールディレクトリ配下にあるbridgeディレクトリに保管されています。tombfax.iniファイルには [DISPATCH]セクションがあります。
[DISPATCH]セクションには自サイトの動作に関する情報を設定します。[DISPATCH]セクションはtombfax.iniファイル中に1つだけ定義できます。
フィールド名とフィールドの意味を以下の表に示します。
表7.7 tombfax.iniファイルの[DISPATCH]セクションフィールド名 | フィールドの意味 |
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options | options = (4) (3) (2) (1) それぞれの文字は以下の意味となります。 (1) トレースの出力レベルを設定します。 0:インフォメーション、およびエラーを出力します。 1:インフォメーション、エラー、および基本トレースを出力します。 2:インフォメーション、エラー、および拡張トレースを出力します。 (2) [NODE]セクションで記述したルーティング先に定義されていないアドレスを含むメールの扱いを記述します。 0:エラーメールとして扱います。 1:ゲートウェイへルーティングします。 (3) EmbeddedAddress化されたアドレスメールに関してゲートウェイへルーティングするか否かを記述します。 0:すべての発信者についてルーティングしません。 1:TeamWARE Officeユーザの送信したメールのみルーティングします。 2:すべての発信者についてルーティングします。 (4) [NODE]セクションで記述したルーティング先にtomb.iniの_message_maxtimeを超えて転送できなかったメールの扱いを記述します。 0:エラーメールとして扱います。 1:ゲートウェイにルーティングします。 |
address_type | FAXアドレスのアドレスタイプである3を指定します。 |
embedded_max_size | EmbeddedAddress化されたメールをルーティングするときのメールサイズの最大値をKB単位で指定します。 省略値は0です。 このサイズを超えた場合は、エラーメールとして扱います。 |
gateway_max_hops | ゲートウェイに届くまでに、いくつのサイトまで経由できるか指定します。 0を指定すると無制限に経由できます。 ここで指定する値は、tomb.iniのgateway_max_hopsが0の場合のみ有効となります。 |
own_node | このサイトのFAXアドレスを示します。複数示されることもあります。 |