TeamWARE Officeには、以下の連携ソフトウェアがあります。
メッセージルータ
メールサーバと各種ゲートウェイとの間のルーティングや、サイト間のメールの変換を行います。メッセージルータは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
MIMEゲートウェイ
MIMEゲートウェイは、TeamWARE Mailと、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)互換メールとの間でプロトコル変換を行います。これにより、TeamWARE MailとインターネットやUNIXのメールシステムとの間でメールのやりとりができます。MIMEゲートウェイは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
MailArchiveゲートウェイ
MailArchiveゲートウェイは、TeamWARE Officeユーザが送受信したメールの複製を、連携するメールアーカイブシステムに転送します。MailArchiveゲートウェイは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
POP3サービス
POP3サービスは、MIMEをサポートするPOP3(Post Office Protocol version3)メールクライアントから、直接、到着済みのメールを取り出せるようにします。POP3メールクライアントからのメールの送信は、SMTPサーバまたはMIMEゲートウェイが処理します。TeamWARE OfficeをインストールしたサーバにWAN(Wide Area Network)との接続機能、たとえばRAS(Remote Access Service)を導入することにより、外出先、あるいは自宅からでもTeamWARE Officeのメールを読むことができます。POP3サービスはサーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
IMAP4サービス
IMAP4サービスは、MIMEをサポートするIMAP4(Internet Message Access Protocol version4)メールクライアントから、TeamWARE Officeのメールボックスを直接操作し、メールを取り出せるようにします。IMAP4クライアントからのメールの送信は、SMTPサーバまたはMIMEゲートウェイが処理します。TeamWARE OfficeをインストールしたサーバにWANとの接続機能、たとえば、RASを導入することにより、外出先あるいは自宅からでも、TeamWARE Officeのメールを読むことができます。IMAP4サービスは、サーバ上でのみ動作し、アプリケーションとは通信しません。
Webサービス
Webサービスは、他のサービス(Mail、Library、Forum、Calendar、Task、Directory)をWebブラウザから利用するためのサービスです。
ユーザは、Webブラウザからシステム標準で用意されたトップページを表示し、そのトップページから各サービスを利用できます。
Webサービスを導入すると、すべてのサービスのオブジェクト(フォーラム、ライブラリ、など)にURLが割り当てられます。ユーザは、Webブラウザから直接URLを指定して参照することもできます。利用方法の詳細については、"TeamWARE Office利用者ガイド"を参照してください。
LDAPサービス(パブリックディレクトリサービス)
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)サービスは、LDAP/X.500に準拠したTeamWARE Office外部のディレクトリへの接続を提供するサービスです。このTeamWARE Office外部のディレクトリを、パブリックディレクトリと呼びます。
1つのパブリックディレクトリへの接続は、Directoryアプリケーションの[パブリックディレクトリ]ページの1ページとして表されます。
パブリックディレクトリを使用する場合の設定方法については、"C.4.10 LDAPサービスのセットアップ"を参照してください。
注意
本バージョンでは、富士通社製のLDAP/X.500対応のDirectory、および他社のLDAP V3プロトコル対応のDirectoryを、パブリックディレクトリとしてサポートしています。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション SSL機能
TeamWARE Office 200X セキュリティオプションは、TeamWARE OfficeのサービスであるWebサービスとWebブラウザ間で行われるデータ交換をSSLによる暗号化通信とします。これにより、セキュアなTCP/IP通信を行う機能を提供します。
詳細については、"TeamWARE Officeセキュリティオプション説明書"を参照してください。
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能
TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能は、TeamWARE Mailでやりとりするメールを暗号化したり、デジタル署名を付けて、メールのセキュリティや信頼性を高める機能を提供します。
詳細については、"TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME編"を参照してください。
注意
Windows Server® 2008では、TeamWARE Office 200X セキュリティオプション SSL機能、およびTeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能はご利用できません。
また、TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能を導入して運用するために必要なシステムには、Windows Server® 2008以外にも、導入できるWindows®に制限があるものがあります。詳細は"TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME編 管理者ガイド"を参照してください。
Solarisでは、TeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能はご利用できません。
Linuxでは、TeamWARE Office 200X セキュリティオプション SSL機能、およびTeamWARE Office 200X セキュリティオプション S/MIME機能はご利用できません。
Accela BizSearch®,Accela BizSearch®ゲートウェイオプションTeamWARE用
Accela BizSearch®は、ライブラリに格納された文書や、フォーラムに格納されたメッセージを高速に検索します。ユーザは、ライブラリに格納されたドキュメントや、フォーラムに格納されたメッセージの中の文字列を検索条件に指定して、検索できます。また、検索されたドキュメントは、TeamWARE OfficeのWebサービスと連携して原文の表示を行うことができます。Accela BizSearch®は、Accela BizSearch®ゲートウェイオプションTeamWARE用を通してTeamWARE OfficeのLibraryサービス、Forumサービスと連携し、ライブラリに格納されるドキュメントや、フォーラムに格納されるメッセージの検索キーワードの抽出などを行います。Accela BizSearch®ゲートウェイオプションとWebサービスを利用する場合には、サーバマシン、および各クライアントマシンがDNSを利用してTeamWARE Officeサーバの完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名)を解決可能にしておくことを、強くお勧めします。なお、DNSを用意できない場合でも、ホスト名やIPアドレスを使ったURLで、TeamWARE Officeサーバにアクセスすることも可能ですが、Accela BizSearch®ゲートウェイオプションへの認証情報の引き継ぎが行えず、複数回認証が必要になることがあります。注意事項については、"12.1.4 Webサービス利用時の留意事項"の"マルチサーバ環境における留意事項"を参照してください。なお、Accela BizSearch®、およびAccela BizSearch®ゲートウェイオプションの詳細については、Accela BizSearch®のドキュメントを参照してください。