Interstage Application Server 運用ガイド
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付録C Interstage統合コマンドによる運用操作

C.7 システム規模の変更

 システム規模は、以下の手順で変更します。


 システム規模を変更する場合には、OSのチューニングが必要になります。詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。

  1. Interstageの停止

    isstopコマンドで、“-f(全強制停止モード)”を指定して、Interstageを停止します。

     isstop -f

  2. Interstageシステム定義の生成

    isgendefコマンドで、変更するシステム規模を指定して、Interstageシステム定義を生成します。

     isgendef small |moderate |large |super

    scale-valueの値(必須パラメタ)は、下記のどれかのシステム規模を指定します。

    scale-valueの値

    システム規模(クライアント数)

    詳細

    small

    5以下

    小規模システム

    moderate

    6 - 10

    中規模システム

    large

    11 - 50

    大規模システム

    super

    51 - 100

    超大規模システム

    scale-valueの値

    システム規模(クライアント数)

    詳細

    small

    50以下

    小規模システム

    moderate

    51 - 100

    中規模システム

    large

    101 - 500

    大規模システム

    super

    501 - 1000

    超大規模システム

scale-valueの値

システム規模(クライアント数)

詳細

small

50以下

小規模システム

moderate

51 - 100

中規模システム

large

101 - 500

大規模システム

  1. Interstageの定義の登録

    isgendefコマンドで生成したInterstageシステム定義をもとに、isregistdefコマンドで、各サービスの定義およびInterstage動作環境定義を生成します。

     isregistdef

    Interstage動作環境定義は、以下のファイルに格納されます。

    C:\Interstage\td\etc\isreg\isinitdef.txt
    /opt/FSUNtd/etc/isreg/isinitdef.txt
    /opt/FJSVtd/etc/isreg/isinitdef.txt

    注) 本コマンドは管理者権限でのみ実行可能です。また、本コマンドと同時に実行することが禁止されているコマンドがあります。

  2. Interstage動作環境のカストマイズ

    運用形態がTYPE2の場合、Interstage動作環境定義ファイルのOTS Path for system logステートメントにシステムログファイルを指定します。なお、運用形態の詳細は、“Interstageの初期化”を参照してください。

  3. Interstageの初期化

    isinitコマンドで、Interstageを初期化します。isinitコマンド実行時に指定する運用形態には変更前と同じ運用形態を指定してください。

     isinit TYPE1 | TYPE2 | TYPE3 | type1 | type2 | type3 [EJB|ejb]

  4. Interstageの起動

    isstartコマンドで、Interstageを起動します。

     isstart

  5. 定義情報の再登録

    新しい業務システムに定義情報を再登録します。以下に、再登録の例を示します。

    例) 定義情報ファイル名がsample.wuの場合

     isaddwudef sample.wu


 トランザクションアプリケーションのワークユニットは、tdadddefでもワークユニット定義を登録することができます。


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